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ダイモン氏、対ロ追加制裁を主張-今後のかじ取りでFRBに同情も

  • 戦争と制裁、「世界経済を減速させ、容易に悪化させる恐れがある」
  • 「次に取るべき行動を考えればFRBは気の毒」-年次書簡
Jamie Dimon
Jamie Dimon Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、ウクライナ侵攻への対応としてロシアへの制裁強化を求めた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げについては、最終的に市場予想を上回る可能性があると述べた。

  ダイモン氏(66)は4日の株主への年次書簡で、「正しい結果を最大限導き出すために国家安全保障の専門家が勧告する方法で」米国は制裁を強化すべきだとの考えを示し、戦争とそれに伴う制裁は「世界経済を減速させ、容易に悪化させる恐れがある」と続けた。

  地政学的混乱によってエネルギー危機が起こり、既に急加速しているインフレはさらに悪化し、FRBを不安定な状況に追い込んだ。同氏は金利が大幅に上昇すると予想し、現在の引き締めサイクルは「従来とは全く異なる」と指摘した。

  政府やFRBが新型コロナウイルス禍への当初の対応として、金融システムに膨大な流動性を注入したことは適切だったとした上で、結果的に財政出動と金融緩和を組み合わせた対応は「恐らく過剰かつ長過ぎた」と振り返った。

  ダイモン氏は「次に取るべき行動を考えればFRBは気の毒だ。景気回復が強ければ、その分金利も上昇する」と指摘。「当局が正しく対応すれば数年にわたる経済成長を享受でき、インフレはいずれ低下し始めるだろう。いずれにせよ、このプロセスによって想定外のことが多発し、市場は非常に不安定になるだろう」と論じた。

FRANCE-BANKING-POLITICS
ジェイミー・ダイモン氏
Photographer: Michale Euler / AFP / Getty Images

 

原題:Dimon Calls for More Sanctions on Russia, Expresses Pity for Fed

(抜粋)

  

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