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ニューエコノミー2社の株価急落-ソフトバンクGとテンセントが出資

  • シンガポールのグラブとシー、年初来で大きく売られる
  • 指数連動のパッシブ運用投資はこれらの株でかなり含み損との指摘
A attendee walks past a banner with a Grab logo before a bell-ringing ceremony as Grab begins trading on the Nasdaq, in Singapore, on Thursday, Dec. 2, 2021. 

A attendee walks past a banner with a Grab logo before a bell-ringing ceremony as Grab begins trading on the Nasdaq, in Singapore, on Thursday, Dec. 2, 2021. 

Photographer: Ore Huiying/Bloomberg

配車サービスのグラブ・ホールディングスとゲーム・電子商取引のシーというシンガポールを代表するニューエコノミー企業2社の株価が米株式市場で急落している。両社合わせて今年に入り時価総額が710億ドル(約8兆7100億円)縮小した。

  ソフトバンクグループが出資しているグラブの株価は年初来で半分以下となり、中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)が筆頭株主のシー株は46%安だ。両社はMSCIアセアン(ASEAN)指数構成銘柄の中でも下げが目立ち、グラブはMSCIアジア太平洋指数の中で最大級の下げとなっている。

  MSCIは地域の株価指数に占めるニューエコノミー銘柄の比率を高めようとグラブとシーを指数に追加。その後、両社は売られ、テクノロジー銘柄が全般的に下落し、特別買収目的会社(SPAC)への関心が世界的に薄れつつあることも、売りに拍車を掛けている。

ソフトバンクG出資グラブ株急落、SPACと合併以来時価2.5兆円減

Shares of Grab and Sea have nosedived amid a global tech selloff
 
 

  独立系の調査ウェブサイト、スマートカルマでリサーチ結果を公表しているアナリスト、ブライアン・フレータス氏は、株価指数に連動する「パッシブ運用投資はこれらの株でかなり含み損を抱えているだろう」と指摘。今後の価格動向は両社の「業績と世界のマクロ環境次第だが、どちらも現時点で非常に良好というわけではない」と語った。

  グラブがSPACのアルティメーター・グロースとの合併を通じ上場し、MSCIアセアン指数に加わったのは2月。シーの同指数組み入れは昨年5月だった。シーとグラブのパッシブ運用保有はそれぞれ28億ドルと2億8000万ドルに近いとフレータス氏は推計している。

原題:A $71 Billion Plunge Casts Doubt on Singapore’s New Economy Aura (抜粋)

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