戦争やサプライチェーン問題、米自動車業界の重し-北米トヨタ幹部
Gabrielle Coppola-
2022年の米販売台数、1500万-1550万台に-TMNAのホリス氏
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年初時点でトヨタは季節調整済み年率換算で1650万台と予想
トヨタ自動車の北米事業体トヨタ・モーター・ノースアメリカ(TMNA)のバイスプレジデント、ジャック・ホリス氏は個人の見解として米自動車業界に軟調な見通しを示した。トヨタは年初時点で、今年の販売台数を季節調整済み年率換算で1650万台と見込んでいた。
ホリス氏は1日のインタビューで、「下振れすることは確実だ」と語った。半導体やサプライチェーン問題、インフレ、ウクライナでの戦争が全て見通しに影を落としていると述べた。トヨタは現時点で確固とした予測をまだ出していないが、ホリス氏は2022年について1500万-1550万台との予想を示した。
これまでのようにトヨタは、販売台数がゼネラル・モーターズ(GM)を四半期ベースで上回ることに満足感を覚えることはない見通しだ。ホリス氏は「それは当社の優先課題でも目標でもない」とした上で、「当社が最も注力するのはディーラーと顧客への全面的な貢献だ。この点で当社は第1四半期にこれまで以上によくやったと思う」と述べた。
原題:Toyota Sees War, Supply Snags, Inflation Weighing on Industry(抜粋)
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