コンテンツにスキップする

米国債、過去最悪の四半期後しばし安定か-大幅利上げ織り込み済みで

  • 1-3月リターンは指数算出開始の1973年以降で最悪
  • 債券市場は引き締めサイクル全体を織り込み、利回り上限を定義した

米国債相場は最悪の四半期を終えたが、今後数カ月は安定する可能性がある。

  米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げ見通しを背景に米国債は売られ、ブルームバーグの指数によると3月のリターンはマイナス3.1%と2004年以来最低。1-3月は指数算出開始の1973年以降で最悪となった。インフレ連動債すら年初来2.7%のマイナス。

  相場下落の規模とスピードで、利回りは他の引き締め局面の始まり時に比べ大きく上昇。2年債利回りは昨年末の0.73%から一時2.45%まで上昇した。これは今年の残り6回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での約2ポイント利上げを織り込んだことになる。こうなると、インフレ見通しが悪化してさらに急激な利上げが見込まれるようにならない限り、今後数カ月は安定あるいは少なくとも下落に歯止めがかかる公算が大きい。

債券から株式へのローテーション、4-6月以降減速へ-JPモルガン

  BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者、イアン・リンゲン氏は「債券市場はFRBによる引き締めサイクル全体を織り込んだ。その過程で利回りレンジの上限を定義した」と述べた。   

Treasuries post biggest quarterly loss ever
 
 

  ただ、コロンビア・スレッドニードルのシニアポートフォリオマネジャー、ジェイソン・カラン氏は「インフレデータが弱まり、FRBにタカ派スタンスを緩和するチャンスを与えることが必要だ。そうなって初めて投資家は米国債へのエクスポージャーに安心感を抱くだろう」と述べた。

30-year Treasury yield tops Fed's long term dot
 
 

原題:Treasury Bondholders Look for Reprieve From Worst Loss on Record(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE