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HSBC保険部門トップ、新たなM&A目指す-中国は「極めて重要」

  • 多額の資金を新たに投じてアジア事業拡大、保険分野に焦点
  • 中国ビジネスは向こう5年間ではるかに重要な貢献が見込まれる

英銀HSBCホールディングスの保険部門を担当するグローバル最高経営責任者(CEO)に1月に就任したグレッグ・ヒンストン氏は同グループにとって10年ぶりの買収を完了し、中国事業を拡充するなど多忙な四半期を過ごしたが、新たなディールを目指している。  

  HSBCで勤続15年のヒンストン氏が保険部門トップに就任したのは、同行が中国で生命保険事業の合弁会社の完全子会社化について規制当局の承認を昨年末に獲得した後で、冷え込んでいた中国政府との関係に雪解けの兆しが見えたころだ。同行は多額の資金を新たに投じてアジア事業を拡大しており、2月には保険会社アクサのシンガポール部門買収手続きを完了。それによりシンガポールでの保険事業規模はほぼ倍増した。

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HSBCホールディングスの保険部門グローバルCEOを務めるヒンストン氏
Source: HSBC Holdings Plc

  香港在勤のヒンストン氏はズームを介したインタビューで、「無機的な成長」は、HSBCが主要市場で事業拡大を目指す上で重要な部分だと指摘。「私はこれまでのキャリアでかなり多くの企業の合併・買収(M&A)を手掛けてきた」と付け加えた。

  ヒンストン氏(50)はアジア太平洋地域のウェルス・パーソナルバンキング業務の責任者を経て保険部門トップに就いた。保険部門は昨年、同行の調整後税引き前利益の約1割を生み出した。

  同行の保険事業拡大は、友邦保険(AIAグループ)や英プルーデンシャルを率いた経歴を持つマーク・タッカー会長のビジョンに適合する。ヒンストン氏は2000年代の早い時期にプルーデンシャル・コーポレーション・アジアに勤務歴がある。

  ヒンストン氏は「中国の商機は極めて重要だ。中国ビジネスは向こう5年間ではるかに重要な貢献が見込まれる」と述べた。

原題:HSBC’s Insurance Chief Has Big Plans for Deals, ‘Crucial’ China(抜粋)

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