コンテンツにスキップする

ベストリターンはマイナス5%のS&P500、歴史的な波乱-1~3月

  • 米利上げとウクライナの戦争で投資家の資産逃避先はほとんどない
  • 株式60%/債券40%ポートフォリオも過去2年で初の四半期マイナス

戦争とインフレ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響長期化を背景に今年1-3月(第1四半期)は、株式と債券の投資家にとって歴史的な波乱の3カ月となった。

  株式・債券市場全般を広く見渡すと、米資産で最もましなパフォーマンスだったのは、マイナス4.9%のS&P500種株価指数と投機的格付け社債指数で、マイナス5.6%の米国債指数、マイナス7.8%の投資適格社債指数が続く。

  ブルームバーグの集計データによれば、それら四つのカテゴリーのベストリターンがこれほどつまらない結果になるのは、1980年以降で初めてだ。

Stock and bond investors just had their toughest quarter in decades
 
 

 

  一般的な「株式60%/債券40%ポートフォリオ」をフォローするブルームバーグのモデルも3月30日時点でマイナス4.6%となっており、過去2年で初めて四半期ベースの損失がほぼ確実な状況だ。

  シティー・インデックスのシニア市場アナリスト、フィオナ・シンコッタ氏は電話取材に対し、「高インフレ、米連邦準備制度がタカ派的手法で金融政策引き締めに動く悪いタイミングが重なる中で、(事態の変化が)一気に押し寄せた。プーチン大統領の戦争の不確実性とそれがエネルギー・原油価格に持つ意味合いは、まだ十分経済に波及しておらず、悪いニュースがさらに続くのは間違いない」と指摘した。

 

A Bloomberg model portfolio had first quarterly loss in two two years
 
 

 

原題:

Losing 5% Was Best You Could Do in Stocks and Bonds This Quarter(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE