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ブラックロック、世界最大の債券ETFなどの手数料引き下げ

  • 「iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF」の経費率0.03%に
  • 856兆円規模のETF市場で大手の値下げ競争が激化

世界最大の資産運用会社、米ブラックロックは業界最大の債券上場投資信託(ETF)を含むETF数本の手数料を引き下げた。7兆ドル(約856兆円)規模の米ETF市場では大手の値下げ競争が激化している。

ステートSもETF手数料引き下げ、ゼロに向かって米業界の競争激化

  ETF設定で世界最大手のブラックロックは3月31日の取引終了後に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で、「iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF」(ティッカー:AGG)の経費率を従来の0.04%から0.03%に引き下げたと明らかにした。

  ブラックロックは2本の株式ETFの経費率も下げた。この2本のETFについては別途、名称と連動指数の変更も届け出た。

  「iシェアーズ米国株ファクターETF(旧名:iシェアーズMSCI米国マルチファクターETF)」(LRGF)は0.2%から0.08%に、「iシェアーズ国際株ファクターETF(旧名:iシェアーズMSCI国際マルチファクターETF)」(INTF)は0.3%から0.15%にそれぞれ変更された。両ETFの連動指数はMSCIからストックスに変わった。

  ETFトレンズの調査責任者、トッド・ローゼンブルース氏は「手数料は下がり続けている」とした上で、「アドバイザーや小口投資家はビルディング・ブロックやデータ重視型、幅広い金融商品を利用する際、手数料に敏感であり、手数料が比較的低い商品はより多くの注目を集める」と指摘した。

  ブラックロックはステート・ストリートとバンガード・グループが昨年遅く手数料を新たに引き下げたことを受け、1月に債券ETF2本の経費率を下げていた。

  ブラックロックの広報担当者は「当社顧客のニーズに応じるとともに将来のニーズを見込んで進めている金融商品の見直しの一環として、iシェアーズETFを強化する」と説明した。

  経費率を変更する他のETFは以下の通り。

  • iシェアーズ・コア国際総合債券市場ETF(IAGG):0.08%から0.07%に
  • iシェアーズ・コアMSCIトータル国際株ETF(IXUS):0.09%から0.07%に
  • iシェアーズ・コアMSCI新興市場ETF(IEMG):0.11%から0.09%に
  • iシェアーズ・コアMSCI国際先進国市場ETF(IDEV):0.05%から0.04%に

原題:

BlackRock Cuts Fees on World’s Biggest Bond ETF and Several More(抜粋)

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