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米個人消費支出、インフレ調整後ベースで減少-物価高が需要抑制

更新日時
  • 実質PCEは前月比0.4%減-前月は2.1%増
  • PCE総合価格指数は前年同月比6.4%上昇-1982年以来の高い伸び
A shopper views gowns for sale at a store inside a mall in King of Prussia, Pennsylvania.
A shopper views gowns for sale at a store inside a mall in King of Prussia, Pennsylvania. Photographer: Hannah Beier/Bloomberg

2月の米個人消費支出(PCE)はインフレ調整後の実質ベースで減少した。物価上昇率が40年ぶりの高水準となる中、需要が抑制され始めていることが示唆された。

キーポイント
  • PCEは前月比0.2%増加-前月は2.7%増(速報値は2.1%増)
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.5%増
  • インフレ調整後の実質PCEは前月比0.4%減-前月は2.1%増
    • エコノミスト予想は0.2%減
    • 財への支出減少が要因
  • 個人所得は前月比0.5%増-市場予想と一致

 

U.S. prices rising at fastest pace in four decades is tempering demand
 
 

  前月までの2カ月は新型コロナウイルス関連の変動が見られたあと、今回の統計では高インフレが米消費者に影響を及ぼしていることが示唆された。労働市場の堅調継続や積み上がった貯蓄がこれまで多くの家計消費を支えてきた。

  しかし、インフレ加速で賃金の伸びが抑制され、エネルギーや食品など必需品のコストが上昇。政府のコロナ関連支援は縮小されており、消費見通しを圧迫している。

  PCE総合価格指数は前月比0.6%上昇。前年同月比では6.4%上昇と、1982年以来の大幅な伸びとなった。コア価格指数は前月比0.4%上昇。前年比では5.4%伸びた。

  インフレ調整後の財の支出は前月比2.1%減。前月は5.6%急増していた。サービス支出は0.6%増で、7カ月ぶりの大幅な伸びを示した。サービス支出の増加は、コロナ感染者の減少が背景にある。

  賃金・給与は4カ月ぶりの大幅な伸び。貯蓄率は6.3%に小幅上昇。ただ8年ぶり低水準付近にとどまった。インフレ調整後の可処分所得は7カ月連続で減少した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:

U.S. Inflation-Adjusted Spending Falls as Prices Temper Demand(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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