UBSのウェーバー会長、ロシアには国際金融機関の未来はない
Myriam Balezou、Nicholas ComfortスイスのUBSグループのアクセル・ウェーバー会長は、ロシアとウクライナが停戦しても、ロシアには国際的な金融機関のための未来はないとみていると述べた。UBSはロシアでの事業を縮小し始めている。
近々退任する予定のウェーバー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、UBSはロシアでの新規事業を停止していると述べた。同氏はロシアの顧客向けの資産運用規模については言及を避けた。
ウェーバー氏は「緊張が高まっていたことから、当行は1月から既に担保と顧客の両面でロシアへのエクスポージャーを大幅に削減している」と述べ、「私の後任が決めることではあるが、個人的には、多くの国際金融機関にとってロシア国内におけるビジネスの未来はないとみている。なぜなら停戦に至ったとしても、ロシアは国際社会の外に身を置いており、これが極めて長期の影響を及ぼすことになるからだ」と指摘した。
ロシア、ウクライナ「緊張緩和」へ軍事活動の一部縮小を表明 (1)
原題:UBS Chairman Sees No Future in Russia as Bank Unwinds Trades (2)
(抜粋)
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