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米2年債利回り上昇、2019年以来の2%台-利上げペース加速観測

  • 複数の米金融当局者、0.5ポイント利上げにオープンとの姿勢示す
  • 年内利上げに関する市場見通し「かなり現実的」-ECBクノット氏

米2年債利回りが21日、2019年5月以降初めて2%を上回った。インフレ圧力が高まる中、米国と欧州の政策当局者がいずれも利上げペース見通しを引き上げていることが背景にある。

  米国の金融政策変更の影響を受けやすい2年債利回りは一時、9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く上昇して2.02%を付けた。2週間前の今月7日には1.5%より低い水準で推移する場面もあった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は先週、政策金利を0.25ポイント引き上げ、18年以来となる利上げに踏み切った。

The two-year yield broke above the key level Monday
米2年債利回りの推移
ブルームバーグ

  米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事やリッチモンド連銀のバーキン総裁は18日、0.5ポイント利上げにオープンな姿勢を示した。米金融当局者の中で比較的緩やかな引き締めを支持するアトランタ連銀のボスティック総裁も、事態の急速な変化を背景に「政策軌道を速やかに調整することが正当化される可能性がある」との見解を示した。

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  ゴールドマン・サックス・グループのチーフグローバル金利ストラテジスト、プラビーン・コラパティ氏は18日、「インフレを目標水準に戻すために米金融当局がさらなる利上げを迫られるという可能性を、市場はアンダーウエートしている」とリポートで指摘した。

  21日はユーロ圏もイタリア債を中心に売られる展開。トレーダーらは、欧州中央銀行(ECB)が今年、14年以降で初めて政策金利をマイナス水準からゼロに引き上げるとの見方を強めている。

  ECB政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、フランス紙レゼコーとのインタビューで、年内の利上げに関する市場の見通しは「かなり現実的だ」と発言した。

原題:U.S. Treasury Two-Year Yield Tops 2% for First Time Since 2019(抜粋)

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