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中国「経済皇帝」、投資家重視への政策変化示唆-具体策に注目集まる

  • 具体的な政策が実施され効果を生むまでには時間を要する-交銀国際
  • 国務院の発表、最悪シナリオの一部回避を意味する-バーンスタイン

中国指導部が「市場に恩恵を与える政策を導入する」方針を示したことで、苦境に陥っているさまざまなセクターを押し上げる具体的な政策がさらに打ち出されるとの期待が慎重ながらも広がっている。

  劉鶴副首相は国務院金融安定発展委員会(金融委)の会議を16日に開催。投資家の利益を重視する方向への政策変更が示唆された。指導部が決めた原則に従い、今年の経済成長率目標(5.5%前後)を達成を手助けする具体策が考案されることになる。

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  交銀国際でチーフストラテジスト兼調査責任者を務める洪灝氏は、「中国の経済皇帝としての劉副首相の地位は際立っており、言葉には重みがあり、信頼されている。その発言が示しているのは政策方向の変化だ」と指摘。「具体的な政策が公表・実施され効果を生むまでにはもっと時間がかかる」と述べた。

  バーンスタインのアナリスト、ロビン・チュウ氏は「投資家がここ数週間感じていたストレスレベルが非常に高かったのは明らかだ。マクロ面の問題は続くが、国務院の発表は最悪シナリオの一部回避を意味するとわれわれはみている」とリポートで説明。コメルツ銀行の周浩シニアエコノミスト(新興国市場担当)は「利下げの可能性が高まっている」と話した。

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  一方、シティグループのグリフィン・チャン氏らアナリストはリポートで、不動産セクターに関する広範な政策緩和の可能性を否定。「今のところ期待できる最善は、地方政府や金融機関と協調しながら対象を絞って2、3社を下振れから守るといったところだ」との見方を示した。

原題:China Expected to Follow Up Easing Pledge With Concrete Steps (抜粋)

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