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ロシアは中国に武装ドローン提供要請、米が欧州に警告-関係者

更新日時
  • 2月下旬にウクライナ軍事侵攻を開始する際に要請行う
  • サリバン氏、ロシア安保会議のパトルシェフ書記との電話会談目指す

米国は欧州の同盟国に対し、ロシアが2月下旬にウクライナ軍事侵攻を開始する際に武装ドローンの提供を中国に要請していたと警告した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  同関係者らが匿名を条件に語ったところによると、中国がロシアのウクライナ軍事作戦を支援することを阻止しようとするバイデン政権当局者は、このドローン提供要請に警戒を強めたという。

  サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日、中国の外交を統括する楊潔篪共産党政治局員とローマで6時間にわたって会談。ウクライナを含むさまざまな問題について協議した。米当局者1人は、厳しい会談だったと述べたが、軍事支援要請が取り上げられたかどうかについてはコメントを控えた。楊氏は会談後、全当事者に自制を促した。

米国、中国のロシア支援に懸念伝える-米中高官がローマで対面会談

  会談に先立ち、米当局者はロシアが軍事および経済的支援を中国に求めたことを明かしていた。ドローン提供要請に関する質問に対し、ワシントンの在米中国大使館は14日夜、外務省の趙立堅報道官のコメントを参照するよう求めた。同報道官は14日の北京での記者会見で、「米国の主張は偽情報」で「悪意がある」と述べ、「われわれは和平協議の促進で建設的な役割を果たしてきた」と発言した。

  バイデン政権は、3週目に入った軍事侵攻を終わらせるため、ロシアへの影響力を行使するよう中国の説得を試みてきた。大統領の上級補佐官らは、米国と欧州・アジア同盟国が発動した対ロ経済制裁に沿って行動するよう中国に圧力をかけてきた。

  米政権高官は、ロシアと中国の連携について強い懸念をバイデン政権が抱いていることを認めた。

  サリバン氏ら米政権当局者はこの数日間、ロシアがウクライナで化学兵器や生物兵器を使うリスクについても懸念を示している。

  計画に詳しい関係者2人によると、サリバン氏はそのような武器を使用しないよう直接警告するため、ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記との電話会談を目指している。会談の日程はまだ決まっていない。

  ロシアは米国とウクライナが化学・生物兵器を使用する可能性があると主張しているが、サリバン氏ら政権当局者はこれについて、侵攻が想定通りに進んでいないことへのプーチン大統領のいら立ちを示唆するもので、ロシア側がそうした兵器の使用を準備している可能性を示していると指摘した。

  サリバン、パトルシェフ両氏の会談は、公になっているものでは昨年11月以来となる。

原題:U.S. Warns Europe That Russia Wants Armed Drones From China(抜粋)

(中国のコメントなどを追加して更新します)
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