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S&P500種、20年3月以来のデッドクロス形成-最高値から13%下落

  • デッドクロスは歴史的に遅行指標、2桁台の下落時前後に出現
  • 過去10年間、デッドクロスは不吉なものではない-ストラテジスト

S&P500種株価指数は14日、一段安を示唆するテクニカル指標である「デッドクロス」を形成した。2020年3月以来となる。主要な米株価指数では、先月のナスダック総合指数に続き、ダウ工業株30種平均も今月に入り既にデッドクロスを形成していた。

  50日移動平均線が200日移動平均線を下回るデッドクロスは短期的なさらなる弱気相場を予兆することがある。ドット・コム・ブーム最盛期だった1999年11月、そのバブル崩壊後の2000年10月、金融危機前の07年12月に見られた。

  しかしデッドクロスのパターンは、歴史的に遅行指標となっている。一般的にこのパターンがS&P500種で出現するのは、既に2桁台の下落となっているか それに近づいている時だ。実際、新型コロナウイルス禍で世界中の市場が打撃を受けていた20年3月30日、S&P500種はデッドクロスを形成したが、実際に底打ちしたのは7日前の同月23日だった。

  オール・スター・チャーツの投資ストラテジスト、ウィリアム・デルウイッチ氏は「過去10年間を見ると、デッドクロスは不吉なものとはなっていないのは確かだ」と電話インタビューで話した。「それ以降、株価調整のほとんどは短期的であり、2つの移動平均線が互いに交わる時には後の祭りだ。底値を打っていないとしても、近づいている」と述べた。

S&P 500's 50-day moving average breaches its 200-day moving average
 
 

  デルウイッチ氏によると、14日に先立ち、S&P500種は1970年以降、25回のデッドクロスを形成してきた。1、3、12カ月でのリターンは中央値でそれぞれ1.4%、 4.5%、11.4%。平均すると、S&P500種はピーク時より13.6%下落。今回の場合、1月3日に付けた終値ベースの最高値から既に13%下落している。

原題:

S&P 500 Slides Into Death Cross After 13% Drop From January Peak(抜粋)

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