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ロシア航空機、バミューダが耐空証明停止-SMBCはリース契約解除

  • リース会社所有のジェット旅客機数百機の価値に悪影響が及ぶ恐れ
  • SMBCアビエーションキャピタルは全てのリース契約を既に解除

英領バミューダの民間航空局は、ロシアに関係する全ての航空機の耐空証明の登録を13日付で停止したことを明らかにした。

  ロシア側は税負担の少ないバミューダ籍から国内籍に移す再登録の手続きを既に開始したが、外国のリース会社が所有する数百機のジェット旅客機の価値に悪影響が及ぶ恐れがある。

  バミューダの民間航空局は「航空セクターに対する国際的な制裁が、ロシアが運航する旅客機の安全監視を継続する能力に重大な影響を及ぼし、これらの航空機が安全に飛行可能だと自信を持って認証できなくなった」とウェブサイトで説明した。

  米ボーイングや欧州のエアバス製のジェット旅客機をアエロフロート・ロシア航空などロシアの航空会社に貸し出しているリース各社による契約解除の判断が、今回の動きで加速する可能性が高い。

  コンサルタント会社IBAによれば、外国のリース会社がロシアの航空事業者にリースしている旅客機は10日時点で523機で、航空業界専門の分析会社Ishkaによると、市場価格は合計約103億ドル(約1兆2100億円)と推定される。

  内訳は世界最大の航空機リース会社エアキャップ・ホールディングス(本社ダブリン)が142機、三井住友フィナンシャルグループ住友商事から成るコンソーシアム傘下のSMBCアビエーションキャピタル(同)が35機でこれに続く。

  アイルランドに拠点を置くリース会社は、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁の一環として、28日までにロシアの航空会社との契約を解除するよう欧州連合(EU)から指示を受けている。

  SMBCアビエーションは、ロシアの航空会社との全てのリース契約を既に打ち切ったことを明らかにした。同社は「ウクライナの情勢を引き続き注視し、全ての関係当局と連絡を取り合っている。関係する全ての制裁を全面的に順守していく」とブルームバーグに宛てた電子メールでコメントした。

 

General Views Of Russia's Kaliningrad Enclave
アエロフロート・ロシア航空のエアバス機(モスクワ・シェレメチェボ国際空港)
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

 

原題:Bermuda Delists Russian Jets in Setback for Foreign Owners (2)(抜粋)

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