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ウクライナとロシアが外相会談、停戦へ進展なし-両国の隔たり大きく

  • ロシアは要求が満たされるまで攻撃継続すると示唆-ウクライナ外相
  • ロシアのウクライナ侵攻以来、最も高位の当局者がトルコで会合

ウクライナとロシアの外相が10日、トルコで1時間半にわたり会談した。ロシアのウクライナ侵攻以来、最も高位の当局者による直接会談となったが、両国の隔たりは大きく、停戦に向けた進展はなかった。

  ウクライナのクレバ外相は会談後、ロシアは要求が満たされるまで攻撃を継続すると示唆したと発言。「ロシアのラブロフ外相が通告してきたのは大まかに言って、ロシアは要求が満たされるまで攻撃を継続するということで、その要求とは控えめなところで降伏だ」と語った。

  一方、ラブロフ外相は会談後の記者会見で、両国の大統領による真剣な対話にロシアはオープンだとしつつ、「そのような対話には付加価値がなければならない」と指摘。ロシアはウクライナの非武装化を目指しているともあらためて主張した。

ロシアのラブロフ外相と会談後、記者会見するウクライナのクレバ外相
出典:ブルームバーグ

  クレバ外相はこの会談を前に、休戦、包囲された都市の人道状況改善、ロシア軍の撤退の3つをウクライナ側の主要な要求として打ち出していた。

  だが、ロシアは今回の協議で休戦を協議する予定はなかったとラブロフ外相は述べ、これまでに行われたベラルーシでの交渉が主な協議の場だからだと説明。ウクライナの戦闘地域から民間人を避難させる人道回廊についても何も約束することはなかった。ロシアはウクライナを侵略していないが、「特別軍事作戦」の展開を続けているとの主張も繰り返した。

  ラブロフ氏は「友好的で非武装化され、新たなナチス政権が生まれるリスクのないウクライナを望んでいる」と語った。

原題:

Ukraine and Russia Fail to Make Progress in Talks to End War (1)(抜粋)

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