ユニクロ、ロシア事業の一時停止決定-ウクライナ情勢で継続困難
下土井京子
更新日時
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柳井会長は「ロシアの人々にも生活する権利」と継続方針示していた
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ウクライナ駐日大使は「残念」とツイッターに投稿、ロシア撤退要請
ファーストリテイリングは10日、ユニクロのロシア事業を一時的に停止することを決めたと発表した。発表資料では、ウクライナ侵略を取り巻く「状況の変化や営業を継続する上でのさまざまな困難から、事業を一時停止する判断に至った」と説明している。
同社の柳井正会長兼社長は「衣服は生活の必需品。ロシアの人々も同様に生活する権利がある」などと発言。同国内での事業を継続する方針を示していた。
これを受け、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使はソーシャルメディアのツイッターで7日、「ユニクロは、ウクライナの人々の基本的な生きる権利よりも、ロシアの人々の基本的なパンツやTシャツの需要の方が大事だと決めた。残念だ!」と投稿。9日のブルームバーグの取材で「より多くの企業がロシアから撤退した方が良い」と語った。

ユニクロのロゴ
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
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