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EU、ロシア産ガスへの依存脱却を前倒し-供給停止の脅し受け

欧州連合(EU)は向こう数年間でロシア産ガスへの依存から脱却する計画を打ち出した。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー市場は動揺し、ロシアはEUへのガス供給停止をちらつかせている。

  EUの行政執行機関である欧州委員会は8日、今年のロシア産ガス輸入需要を3分の2減らす戦略を公表した。新たな供給元の開拓やエネルギー効率の向上などの措置を組み合わせ、従来の見通しを前倒しして2030年よりもかなり前にロシア産ガスへの依存から完全に脱することを目指す。この戦略を記した文書は加盟各国の政府で議論される。

  欧州委によると、ロシア産原油や石炭への依存からの段階的な脱却についても、この計画が適用される可能性がある。

  EUにとっては大量のロシア産ガスの代わりを短期間に見いだすのは難しい問題になる。フォンデアライエン欧州委員長は「われわれを明らかに脅す供給元に頼ることはできない」と言明。「エネルギー価格上昇の影響を緩和し、次の冬に向けてガス供給を多様化させ、クリーンなエネルギーへの移行を加速させる。いま行動が必要だ」と語った。

欧州ガス価格、一時30%超える上昇-ロシアが供給遮断も辞さずと警告

原題:

EU Maps Out Push to Replace Russian Gas Amid Threat of Cut-Off(抜粋)

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