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原油価格185ドルに上昇も、ロシアの供給混乱継続ならーJPモルガン

  • 現時点でロシア産原油の66%が買い手を見つけにくい状況
  • 供給ショックの規模大きく原油価格は120ドルに達して高止まりへ

ロシア産原油の供給混乱が続いた場合、北海原油代表油種のブレント相場は年末に1バレル=185ドルに達する可能性があると、JPモルガン・チェースが3日のリポートで指摘した。

  ブレント原油がこの日、120ドルに接近するなど原油価格は急騰している。ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア産原油がトレーダーから敬遠されている。バイデン米大統領はロシアからのエネルギー禁輸を求める声に直面しているが、今のところ石油に関し全面的な制裁は科していない。

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  ナターシャ・カネバ氏らJPモルガンのアナリストは、現時点でロシア産原油の66%が買い手を見つけにくい状況だとリポートで指摘した。

  短期的に見ると、供給ショックの規模が大きいため原油価格は120ドルに達し、需要を下押しするまで数カ月にわたり高止まりする見通しという。これはイラン産原油の供給がすぐには戻らないとの想定に基づく。

Oil futures give up earlier gains on Iran report
 
 

  アナリストらは「制裁が拡大し、エネルギー安全保障へのシフトが喫緊の優先課題となる中で、ロシアの欧米向け原油販売に影響が生じる可能性があり、日量最大430万バレルに及ぶ恐れがある」と指摘した。

  同行はブレント原油が4-6月(第2四半期)に平均110ドル、7-9月(第3四半期)に100ドル、10-12月(第4四半期)に90ドルで推移するとの従来見通しを維持した。イラン産原油の市場復帰がなければ、それぞれ115ドル、105ドル、95ドルと見込んでいる。

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原題:JPMorgan Says $185 Oil in View If Russian Supply Hit Persists(抜粋)

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