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バイデン米政権、ロシア産原油の禁輸措置巡り議会と新たな確執

  • 民主党と共和党はロシア産エネルギー輸入禁止目指し超党派法案提出
  • 世界のエネルギー供給削減に戦略的な利益なし-サキ報道官

ロシア産原油の輸入禁止措置に難色を示すバイデン米政権は、ガソリン価格高騰を招く恐れがあるにもかかわらずウクライナ侵攻を巡り対ロ制裁強化を求める与野党議員らと対立している。

  ロシア産エネルギーの輸入禁止を目指す新たな超党派法案が提出された中で、ホワイトハウスのサキ報道官は禁輸措置を講じれば世界経済に影響が及ぶと警告した。

  サキ報道官は3日の会見で、「われわれの目標、大統領の目標はロシアに対する影響を最大化しつつ米国と同盟国、パートナーへの影響を最小限にすることだ」と説明。「世界のエネルギー供給を削減することに戦略的な利益はなく、そうすれば米国や世界中でガソリン価格が上昇する」と指摘。それが「大統領にとって明らかに大きなファクターだ」と付け加えた。

  インフレ加速は米有権者にとって最大の問題となっており、中間選挙を控えてバイデン大統領の支持率を押し下げている。それでもペロシ下院議長を含む議会民主党は、ロシア産原油に対する支払いをウクライナ侵攻中は停止するよう求める共和党に同調している。

  民主党のマンチン上院議員と共和党のマカウスキ上院議員が提出した最新の超党派法案は、国家非常事態を宣言し、発令中はロシアからの原油、ガス、石炭などの化石燃料の輸入を禁止する内容となっている。

原題:

White House Balks at Russian Oil Ban in New Feud With Congress(抜粋)

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