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国際ブランドのロシア撤退続く-アップルもナイキも製品販売停止

  • ハリウッドの映画会社もロシアでの新作公開を中止
  • ボーイングはモスクワでの主要事業を停止-キエフ拠点を一時閉鎖

ロシアが先週開始したウクライナ侵攻に対し、激しい非難と貿易規制、金融制裁が世界で広がっている。米国を中心とする国際的な著名ブランドの多くが今、人口1億4500万人のロシアから撤退し始めている。

  アップルナイキは1日、ロシアでの製品販売を停止する計画を発表。ウォルト・ディズニーやワーナーメディアなどハリウッドの映画会社もこれより先、ロシアでの新作公開を中止した。ヒットが確実視されている「ザ・バットマン」のロシア封切りも見送られた。

  こうした文化・商業的分断の状況は1980年代後半の冷戦終了以後、見られなかった。「iPhone(アイフォーン)」や「エアジョーダン」といった米国の有名ブランドが消費者に見える形でロシア市場から消えつつある。

UKRAINE-RUSSIA-CONFLICT
キエフの前線で破壊された橋を渡る市民ら(3月1日)
Photographer: Aris Messinis/AFP/Getty Images

  エクソンモービルは1日、ロシアの極東サハリンでの石油・天然ガス開発合弁事業「サハリン1」から撤退すると発表。米国が先週発表した当初の対ロシア制裁措置はエネルギーを除外していたが、同社に対してもロシアとの関係を断つよう求める圧力が強まっている。

  アップルは最近、ロシア事業を拡大したばかりだった。同社はロシア国外でもRTニュースとスプートニク・ニュースのアプリを「アップストア」から排除する。「ロシアのウクライナ侵攻について深く憂慮している」とのコメントをアップルは1日発表。人道・難民支援など現地でできる限りの対応を行っていると明らかにした。

  ナイキはロシアでのオンライン販売を当面停止する。同社は物流を理由に挙げ、「ロシア国内の顧客への製品供給を保証できなくなった」と説明している。ナイキにコメントを求めたが、現時点で得られていない。

  ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは1日、ロシア上空を飛ぶインド便運航を停止すると発表。アメリカン航空グループとデルタ航空は先にロシア上空通過便の運航を止めていた。

  米ボーイングはモスクワでの主要事業を停止し、ウクライナのキエフ拠点を一時的に閉鎖したと発表した。

原題:Apple, Nike and Hollywood Spurn Russia, Isolating Putin (1)、Boeing Suspends Major Operations in Moscow, Shuts Kyiv Office、Nike Temporarily Halts Sales in Russia Via Its Website, App(抜粋)

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