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【欧州市況】株は調整局面入り、ロシア株33%安は過去5番目の大幅安

更新日時

24日の欧州株は下落し、調整局面入りした。ロシアによるウクライナ攻撃を受け、リスク資産を手放す動きとなった。

  ストックス欧州600指数は3.3%安。2021年5月以来の安値で終えた。1月に記録した最高値からの下落率は11%となった。この日は銀行株が特に売られた。ブレント原油先物相場が一時14年以来で初めてバレル当たり105ドルを突破したことに反応し、エネルギー株は小幅な下げにとどまった。

  ロシアのMOEXロシア指数は33%安。ブルームバーグが世界90の株価指数を分析したところによれば、1日当たりの下落率(自国通貨建て)では過去5番目の大きさだった。

Market Routs

Russia's 33% plunge is fifth worst one-day drop in stock market history

Bloomberg

*Percentage changes in local currencies; Excludes Venezuela

 

  アムンディのグローバルリサーチ責任者、モニカ・ディフェンド氏はブルームバーグTVのインタビューで、「状況は想定していた中で最も深刻なシナリオに向かっている」と発言。「経済面での実質的な敗者は欧州だろう。エネルギー価格の上昇を背景にインフレが加速し、成長に対する二次的影響のリスクがあるからだ」と続けた。

  欧州債市場ではイタリア債を中心に国債の利回り曲線がブルスティープ化。ウクライナ侵攻の影響で欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測は後退した。ECB政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中央銀行総裁は、ウクライナ侵攻はECBの金融緩和からの脱却を遅らせるかもしれないとの見方を示した。英国債はアンダーパフォーム。ブレークイーブンレートは上昇した。

  短期金融市場では年末までのECBによる利上げは37ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)程度が織り込まれている。前日は45bp程度だった。

  ECB政策委員会メンバー、アイルランド中銀のマクルーフ総裁はウクライナ危機について、3月の次回政策委で、資産購入のテーパリング(段階的縮小)ペース加速の合意を妨げることは恐らくないが、利上げ見通しはより不透明になるとの見解を明らかにした。シュナーベルECB理事は「欧州を覆う戦争のショックは世界の見通しに影を落とした」と述べた。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは6bp低下して0.17%
イタリア10年債利回りは13bp低下して1.82%
フランス10年債利回りは7bp低下して0.67%
英10年債利回りは3bp低下して1.45%

 

原題:European Stocks Enter Correction on Russia’s Attack of Ukraine

Russian Stocks’ 33% Crash Is Fifth-Worst in Market History

Italy Debt Leads Rally as ECB Bets Trimmed; End-of-Day-Curves

(抜粋)

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