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ブラックロック、社債ETF取引が記録的水準-中銀が流動性吸収の中

  • ユーロ建て社債ファンドの1日平均出来高、既に過去最高ペース
  • 中銀政策巡る不透明感背景に、取引が比較的容易な債券商品が人気

上場投資信託(ETF)の扱いで世界最大手の米ブラックロックでは、主力の欧州クレジットファンドでの取引が今年は記録的な高水準となる見通しだ。金融政策引き締めの時期や度合いを巡る不透明感を背景に、流動性がより高い投資商品に資金が流入している。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、ブラックロックのiシェアーズ・ユーロ建て社債ファンドの1日平均出来高は今年に入って既に3億ユーロ(約390億円)を超えている。年間ベースでの比較はまだ早いが、このペースで行けば過去最高となる。

  個別社債の売買が一段と難しくなる中、投資家はETFやクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)といった取引が比較的容易な商品に殺到している。一方で、現金市場は今月に入って枯渇状態となった。中央銀行が市場予想よりも速いペースでの利上げや債券購入プログラム終了の計画を示唆したことを受けて、リスクの見直しが進んだためだ。

  EMEAiシェアーズ債券戦略責任者のバシリキ・パチャトウリディ氏は「この2月から言えることがあるとすれば、出来高の観点でこれまでの記録を破る勢いにあるということだ」とインタビューで発言。投資家はボラティリティーが高い現状において「戦術的な取引をする上で」、ETFの活用を増やしていると述べた。

Record Pace

Daily trading in Europe's largest credit ETF running at an all-time high

Source: Bloomberg

Note: IEAC

原題:

BlackRock Sees Record Credit ETF Trading as ECB Saps Liquidity(抜粋)

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