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米中古住宅販売が予想外に増加、1年ぶり高水準-金利上昇見越す

更新日時
  • 1月の販売件数は前月比6.7%増の650万戸-市場予想610万戸
  • 在庫は過去最低の86万戸、中古住宅価格は前年同月比15.4%上昇

全米不動産業者協会(NAR)が発表した1月の中古住宅販売件数は予想外に増加し、1年ぶり高水準となった。住宅ローン金利の大幅上昇を見越した購入が活発化し、低水準だった在庫はさらに減少して過去最低を更新した。

キーポイント
  • 中古住宅販売件数(季節調整済み、年率)は前月比6.7%増の650万戸
    • 全米4地域全てで増加
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は610万戸
    • 前月は609万戸
U.S. previously owned home sales rise unexpectedly in race to beat higher rates
米中古住宅販売件数(上)と在庫(下)の推移
Source: National Association of Realtors

  NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「買い手はさらなる金利上昇を見込み、ローン利率が低いうちに確定させようと動いた公算が大きい。それに全額現金で購入する意思を示す投資家からの需要が上乗せされた」と発表文で分析。「その結果、住宅価格は着実に上昇した」と指摘した。

  住宅需要が供給を上回る状況が続いていることから、現在の販売ペースは物件の入手しやすさに左右されるところが大きい。1月は販売価格が50万ドルを上回る物件が販売増加分のほぼ全てを占めた。このところの住宅ローン金利急上昇で、今後は需要が抑制される可能性がある。

  中古住宅在庫は過去最低の86万戸で、前月比2.3%減、前年同月比で16.5%減となった。販売に対する在庫比率は1.6カ月と同じく過去最低。不動産業界では、同比率が5カ月を下回ると供給タイトと考えられている。

  供給が限られる状況下で、値ごろ感が購入希望者にとって根強い課題となっている。中古住宅価格(季節調整前、中央値)は前年同月比で15.4%上昇し、35万300ドル(約4030万円)。初回購入者が販売全体に占める割合は27%と、過去最低近辺にとどまった。

  コンドミニアムなど集合住宅の販売は8.8%増加。一戸建ては販売が前月比で6.5%増え、販売価格は前年同月比で15.9%上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Existing-Home Sales Unexpectedly Rise to One-Year High(抜粋)

(統計の詳細とチャート画像を追加して更新します)
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