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ウクライナ東部で親ロシア派武装勢力による砲撃増加-国防相

更新日時
  • 武装勢力側はウクライナ軍が停戦に違反したため応戦と主張
  • ブリンケン米国務長官、来週の米ロ外相会談提案-ラブロフ氏に書簡
A serviceman with the Ukrainian Military Forces walks through a trench, not far Novolugansk, Donetsk region, on Feb. 16.
A serviceman with the Ukrainian Military Forces walks through a trench, not far Novolugansk, Donetsk region, on Feb. 16. Photographer: Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

ウクライナ政府は、ロシアの支援を受けている武装勢力が17日にウクライナ軍への砲撃を増やしたと主張した。国連安全保障理事会はこの日、ウクライナ軍と親ロシア派武装勢力の紛争を終結させるための「ミンスク合意」の履行について協議するため、安保理議長国ロシアの要請で会合を開いた。

  ウクライナのレズニコフ国防相は声明で、「ロシアが支援する違法な武装勢力が挑発行為を増やしている」と指摘した。親ロシア派武装勢力による停戦違反が40件近くあり、17日には幼稚園や学校などが攻撃を受け、軍人2人と民間人2人が負傷したとウクライナ側は説明した。

  武装勢力側はウクライナ軍が停戦に違反したため応戦したと主張している。

  停戦状況を監視している欧州安全保障協力機構(OSCE)の外交官は、ウクライナ東部で動きが増え、懸念は高まっているが、過去に見られたものを上回るような状況ではないと指摘した。

Daily Life in Kyiv Amid Heightened Jitters
「団結の日」にウクライナ国旗が投影された建物(キエフ、2月16日)
Photographer: Ethan Swope/Bloomberg

  ウクライナのマルカロワ駐米大使は17日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「レッドラインを越えない限り」同国東部で持続的な停戦をどのように実現するかについて協議する用意があると発言。「わが国の主権と領土の保全は決して放棄しない」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)加盟も諦めないと強調した。

ウクライナのマルカロワ駐米大使がブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語る
Source: Bloomberg

  ドイツやフランス、イタリアなど欧州連合(EU)加盟国は、西側諸国がウクライナを巡りロシアへの制裁を発動した場合を想定し、EU経済を影響から守る方法を見つけるよう水面下で働き掛けている。

欧州諸国、対ロシア制裁の影響から経済守る方法模索-関係者

  ブリンケン米国務長官は17日の安保理会合で、ロシアが「向こう数日以内」にウクライナに侵攻する「口実」をつくろうとしていると主張。さらなる詳細は示さなかった。同長官はさらに、ロシアのラブロフ外相に書簡を送り、欧州で来週会談することを提案したと明らかにした。

  ロシアは、在ロシア米大使館のナンバー2であるゴーマン首席公使を国外に追放した。これについて米国務省の報道官はいわれのない措置だと述べ、対応を検討していると説明した。

  バイデン大統領は17日、ウクライナ侵攻が起きる可能性は「極めて高い」とし、数日内に攻撃が開始されるとの見方を示した。

  バイデン氏は演説のためオハイオ州クリーブランドに向かう前にホワイトハウスの外で記者団に対し、「ロシアが侵攻の口実作りのために偽旗作戦を進めていると確信できる根拠はある」とも述べたが、詳細には触れなかった。

  ロシア大統領府のペスコフ報道官は、「不幸なことにこうした声明で緊張が引き続き高まっている」と述べ、バイデン氏の指摘を否定した。国営ロシア通信(RIA)が伝えた。

President Biden Travels To Ohio
記者団に語るバイデン大統領(2月17日)
Photographer: Jim Lo Scalzo/EPA/Bloomberg

 

  米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、「ロシアの侵攻が目前に迫っているという証左を得ている」と語った。

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原題:Japan’s Kishida Speaks With Putin on Crisis: Ukraine UpdateBlinken Offers Lavrov Meeting as Tensions Spike: Ukraine Update(抜粋)

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