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米小売売上高は急回復、10カ月ぶり大幅増-感染拡大でも堅調示唆

更新日時
  • 1月は前月比3.8%増、市場予想2%増-12月は2.5%減に下方修正
  • 無店舗小売り14.5%増、自動車や家具などの伸びも目立つ
Customers at a Tesla dealership in Colma, California.
Customers at a Tesla dealership in Colma, California. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

1月の米小売売上高は伸びが昨年3月以来の大きさとなり、市場予想も上回った。新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、需要が堅調だったことが示唆された。

キーポイント
  • 小売売上高は前月比3.8%増加
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は2%増
    • 前月は2.5%減(速報値1.9%減)に下方修正

  この統計はインフレ調整されていない。

Upside Surprise

U.S. retail-sales measures both increased more than expected in January

Source: U.S. Commerce Department, Bloomberg survey

  1月の小売売上高は広範な分野で増加し、自動車や家具などさまざまな商品に対する需要の底堅さを示した。新型コロナのオミクロン変異株まん延がサービス支出を落ち込ませた可能性はあるが、数十年ぶりの高インフレにもかかわらず、労働市場の改善が消費を支えた。

  1月は13カテゴリーのうち8つで増加。無店舗小売りは前月比14.5%増。昨年12月の落ち込みから急回復した。自動車は5.7%増。12月は減少していた。1月は家具の伸びも目立った。

  ブルームバーグのエコノミスト、エレーナ・シュルヤティエバ、アンドルー・ハズビー両氏は「1月の小売売上高が非常に素晴らしい結果となった一方、昨年12月分の下方修正幅は大きかった。直近の新型コロナ感染の波に、消費者がこれまで予想されていた以上に打撃を受けていたものの、そこからの回復は急激だったことが示唆される」と指摘した。

GDPへの影響

  この統計で唯一のサービス分野である飲食店の売上高は0.9%減。新型コロナ流行の影響が反映された可能性が高い。

  自動車を除いた小売売上高は3.3%増と、エコノミスト予想の全てを上回った。国内総生産(GDP)の算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は4.8%増と、同じく昨年3月以来の大幅増となった。

  この日の統計発表前、1-3月(第1四半期)米GDPについてエコノミストの間では前期比年率1.7%増が予想されていたが、上方修正される可能性がある。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Retail Sales Rise Most in 10 Months in Broad-Based Rebound(抜粋)

(統計の詳細とエコノミストの見方を追加して更新します)
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