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米PPI、1月は予想上回る上昇-FRBの利上げ見通しを後押し

更新日時
  • 前年同月比では9.7%上昇、市場予想9.1%上昇
  • 前月比1%上昇、予想を上回り8カ月ぶりの大幅な伸び
A worker checks on a dyeing machine at a raw stock dye house in Philadelphia, Pennsylvania.
A worker checks on a dyeing machine at a raw stock dye house in Philadelphia, Pennsylvania. Photographer: Hannah Yoon/Bloomberg

1月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回る伸びを示した。企業がサプライチェーンや労働力の制約に対応する中、インフレ圧力が根強く続いていることが示唆された。

キーポイント
  • 総合PPIは前年同月比9.7%上昇
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は9.1%上昇
    • 前月は9.8%上昇(速報9.7%上昇)に上方修正
    • 前月比では1%上昇(市場予想は0.5%上昇)
      • 8カ月ぶりの大幅な伸び

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「インフレはあらゆる分野で見られ、広がりと勢いの両方で拡大しているようだ」と指摘した。

Red Hot

Producer price inflation remained extremely elevated in January

Source: Bureau of Labor Statistics

  今回の統計はインフレがカテゴリーを超えて広がっていることを反映しており、米金融当局が利上げと保有債券の縮小をさらに積極的に進めるとの見方を後押しする格好となった。2021年を通して見られた輸送のボトルネックや堅調な需要、労働面での制約は今年に入っても続き、物価圧力が長期化する恐れがある。

  オックスフォード・エコノミクスのエコノミストらは「根強い供給混乱にエネルギー価格の高騰が重なっているため、生産者物価が正常なパターンに戻るのは年内のもっと先になるだろう」とリポートで分析した。

  月間ベースでの伸びは生産過程でのインフレ圧力がなお強いことを示唆しており、これは消費者物価の最終コストに引き続き波及する見通しだ。

  エネルギー価格は前月比2.5%上昇。前月は低下していたが、再びプラスに転じた。ロシアがウクライナを攻撃すれば、西側諸国による制裁が強化されるとの警戒から、原油などのエネルギー価格は上昇が続いている。

  変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.8%上昇。前年同月比では8.3%伸びた。

  財の価格は前月比1.3%上昇と、3カ月ぶりの高い伸び。

  サービスのコストは0.7%上昇し、伸び率は前月と同じ。外来医療費は1.6%伸びた。

  食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比0.9%上昇。1年ぶりの大きな伸びとなった。前年同月比では6.9%上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:

U.S. Producer Prices Outrace Forecasts, Bolstering Case for Fed(抜粋)

(統計の詳細とエコノミストのコメントを追加し、更新します)
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