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ブラード総裁、利上げ計画前倒しを-「FRBの信頼性」問われる

更新日時
  • 7月1日までに合計100bp利上げが望ましいと改めて表明
  • 当局がインフレ目標を確実に守り、2%に戻すとの安心感与える必要
James Bullard, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of St. Louis, gestures while speaking at the 2019 Monetary and Financial Policy Conference at Bloomberg's European headquarters in London, U.K., on Tuesday, Oct. 15, 2019. 

James Bullard, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of St. Louis, gestures while speaking at the 2019 Monetary and Financial Policy Conference at Bloomberg's European headquarters in London, U.K., on Tuesday, Oct. 15, 2019. 

Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

セントルイス連銀のブラード総裁は、利上げ計画を前倒しし、インフレとの闘いに関する米連邦準備制度理事会(FRB)の信頼性を確実にすべきだと述べた。

  総裁は14日、「計画されている緩和解除を従来よりも前倒しする必要がある」と経済専門局CNBCとのインタビューで発言。「(元FRB議長の)アラン・グリーンスパン氏が一度も目にしたことのなかった数字が出ている」とし、「問われているのはわれわれの信頼性であり、われわれはデータに応じて行動しなくてはならない」と話した。

  ブラード総裁は、高インフレに対応するため7月1日までに政策金利を合計で100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ、FRBのバランスシート縮小を4-6月(第2四半期)に開始することが望ましいとの見解をあらためて示した。最初の利上げ幅を0.25ポイントにすべきか0.5ポイントにすべきかの判断については、パウエル議長に委ねる考えを示した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は3月15、16両日に次回定例会合を開催する。

  総裁はこれまでに発表された4つの物価関連指標を基に、インフレの範囲が広がりつつあり、加速している可能性もあると指摘した。

  さらに「今われわれが目にしているインフレは低・中所得層にとって非常にマイナスだ」とし、「実質賃金は低下しつつある。人々の間には不満が広がっており、消費者信頼感は低下している。この状況は良くない。金融当局がインフレ目標を確実に守り、2%へと戻すとの安心感を与える必要がある」と述べた。

  米経済は今年力強さが続き、失業率は3%を割り込むこともあり得るとした上で、金融緩和の解除は市場を動揺させずに実行することが可能だと語った。

ブラード総裁、大幅利上げを支持-7月1日までに合計1ポイント (3)

原題:Bullard Urges Front-Loading Fed Hikes for Inflation Credibility(抜粋)

 

(総裁の発言を追加し、更新します)
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