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【米国市況】国債利回り急伸、株は大幅反落-利上げペース加速観測

The New York Stock Exchange (NYSE) stands in New York, U.S., on Friday, Feb. 2, 2018. 

The New York Stock Exchange (NYSE) stands in New York, U.S., on Friday, Feb. 2, 2018. 

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

10日の米株式相場は大幅反落。米国債利回りは急伸した。1月の米消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの高い伸びとなったことを受けて、セントルイス連銀のブラード総裁が利上げペースの加速を求めた。

米消費者物価7.5%上昇に加速-40年ぶりの伸び率、予想も上回る (3)

ブラード総裁、大幅利上げを支持-7月1日までに合計1ポイント (2)

  • 米国株は大幅反落、CPIやブラード氏発言で-ダウ526ドル安
  • 米国債は下落、10年債利回り2.05%に上昇
  • ドル指数ほぼ変わらず、乱高下の末-円は116円ちょうど付近
  • NY原油は続伸、利上げ観測で動揺広がる
  • NY金は小幅続伸、2週ぶり高値付近でもみあい

  米国債市場では2年債利回りが一時27ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急伸。1月のCPIは前年同月比7.5%上昇した。ブラード総裁は7月1日までに合計1ポイントの政策金利引き上げを支持すると語った。

  S&P500種株価指数は前日比1.8%安の4504.08。ダウ工業株30種平均は526.47ドル(1.5%)安の35241.59ドル。ナスダック総合指数は2.1%安。大型ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は2.3%下落。

  ニューヨーク時間午後4時20分現在、10年債利回りは11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.05%。2年債利回りは25bp上昇の1.61%。

少なくとも1回の米0.5ポイント利上げを見込む-短期金融市場

  FHNファイナンシャルのチーフエコノミスト、クリス・ロー氏は「FOMC参加者の1人が発言しても、同委員会が必ずしも行動するわけではない」と指摘。「しかし、3月か5月に0.5ポイント利上げの確率は市場がそれを予想する場合、高くなる。ブラード氏はこれを十分認識しており、今朝方のCPIを受けた自身の切迫感に整合する織り込みをフェデラルファンド(FF)金利先物市場に促した可能性が高い。同氏が市場に織り込ませることができるなら、FOMCが行動する可能性はさらに高くなる」と述べた。

What's Priced In Now

Almost 50bp priced for March policy meeting and 100bp priced by June

Bloomberg, CME

Change in Fed's interest-rate target implied by overnight index swaps and eurodollar futures

 

  外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。CPIやブラード総裁発言にショートカバーの動きも巻き込んで、日中は乱高下した。円は一時2017年1月以来の安値付近に下落した後、下げ幅を縮小した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時21分現在、ドルは対円で0.5%高の1ドル=116円09銭。一時は116円34銭まで値上がりする場面もあった。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.1424ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸。方向性の定まらない展開だった。市場全般にリスクオフのセンチメントが広がる中、インフレヘッジとしてのコモディティーに逃避の買いが入った。

  CFRAリサーチのエネルギー・エクイティー・アナリスト、スチュワート・グリックマン氏は「インフレ局面は一般的に商品相場には良い時期だ」と指摘。「現物商品としての原油は価値保存性に優れている。原油と金は今では逃避先としての安全性が高まったとみられている」と分析した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、前日比22セント(0.3%)高い1バレル=89.88ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は14セント下げて91.41ドル。

  金相場は小幅続伸。予想より強い物価統計を受けて、利上げ加速の観測が広がる中、2週間ぶり高値近辺でもみあった。 

  サクソ銀行の商品戦略責任者オーレ・ハンセン氏は「CPIショックで実質利回りとドルが押し上げられ、金相場はまず典型的な反応を示した」と指摘。米金融当局は「暴走列車のようなインフレを追いかけている。景気が鈍化するまで当局が一段と積極的になるリスクをインフレは抱えている。スタグフレーションは金には追い風だ」と解説した。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前日比0.1%未満高い1オンス=1837.40ドルで引けた。

原題:Treasuries Sink With Stocks as Rate Bets Repriced: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Tumble as Hot CPI Triggers Half-Point Rate-Hike Talk(抜粋)

Dollar Fluctuates on Inflation, Fed-Driven Swings: Inside G-10(抜粋)

Oil Musters Second-Day of Gains as Rate-Hike Fears Jolt Markets(抜粋)

Gold Swings Near Two-Week High on Larger-Than-Forecast Inflation(抜粋)

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