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ブラード総裁、大幅利上げを支持-7月1日までに合計1ポイント

更新日時
  • 「FOMCがすべきと考える内容を大幅に引き上げた」とブラード氏
  • ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで発言
James Bullard, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of St. Louis, gestures while speaking at the 2019 Monetary and Financial Policy Conference at Bloomberg's European headquarters in London, U.K., on Tuesday, Oct. 15, 2019. 

James Bullard, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of St. Louis, gestures while speaking at the 2019 Monetary and Financial Policy Conference at Bloomberg's European headquarters in London, U.K., on Tuesday, Oct. 15, 2019. 

Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

セントルイス連銀のブラード総裁は40年ぶりとなる高インフレへの対応として、7月1日までに合計1ポイントの政策金利引き上げを支持すると語った。それには2000年以来となる0.5ポイントの利上げも含む。

米消費者物価7.5%上昇に加速-40年ぶりの伸び率、予想も上回る

  ブラード総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。ブルームバーグ・ニュースとの10日のインタビューで総裁は「すでに私はよりタカ派だったが、FOMCがすべきと考える内容を大幅に引き上げた」と語った。

Hottest Inflation Since 1982

U.S. headline and core CPI both rose more than forecast in January

Source: Bureau of Labor Statistics, Bloomberg survey

  今のところブラード総裁の考えは、利上げを3回の会合に分散して行い、4-6月(第2四半期)にバランスシート縮小を開始したうえで、年後半の金利の軌道は各データをにらみながら決定するというものだ。3月会合で0.5ポイントの利上げに踏み切るべきかどうかの是非については決めておらず、議論のかじ取りはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長に委ねたいとしている。

パウエル議長、3月利上げ支持を示唆-毎会合での利上げ排除せず

  前年同月比7.5%上昇と1982年以来の大きな伸びとなった1月の米消費者物価指数(CPI)については、「米国でインフレ圧力が続いていることを示す」と指摘。「40年ぶりの高インフレだ。今後はデータに対し、はるかに機敏かつ敏感にならなくてはならないと考える」と述べた。

  同総裁は、現時点で金融当局者は3月15、16両日の会合に集中していると強調したうえで、定例会合以外での行動をある時点で検討する可能性も示唆。「このような状況に際して即座に会合を開き、0.25ポイントの利上げで対応していたであろう時もあった」とし、「われわれは機敏であるべきで、そうしたことも検討すべきだと思う」と述べた。

2019 Monetary and Financial Policy Conference
セントルイス連銀のブラード総裁
Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

  連邦準備制度は現時点で、3月の早い時期に資産購入プログラムを終了する予定。パウエル議長は今後の数会合でバランスシート縮小を巡る議論を行うとの見通しを示している。

  ブラード総裁は証券保有拡大ペースとの比較で大幅な削減を支持する意向を示した。昨年後半に資産購入のテーパリング(段階的縮小)にシフトする前は月額1200億ドル(約13兆9300億円)相当の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)を買い入れていた。

  同総裁は「一般原則として、緩和強化と同じペースで緩和を解除できない理由はないと考えている。インフレ率が40年ぶりの高水準にある環境だけに特にそうだ」と指摘した。

  これはバランスシートのランオフ(償還に伴う保有証券の減少)で始まる見込みだが、ブラード氏は緊急対応として第2段階も支持する考えを示した。

  同総裁は「第2部には資産売却が含まれるかもしれない」とし、「委員会には可能性の1つとしてこれを検討してもらいたいと強く期待している。われわれが望んでいたようにインフレ率が鈍化していないため、必要ならそれも可能になるようにだ」と述べた。

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原題:Fed’s Bullard Backs Supersized Hike, Seeks Full Point by July 1(抜粋)

(発言内容をさらに追加して更新します)
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