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元ゴールドマンのウン被告の裁判開始へ、コロナで2年余り遅れる

  • マレーシア政府系投資会社からの横領資金の洗浄手助けした罪で起訴
  • 審理は5週間以上続く見込み、最長30年の禁錮刑の可能性も

マレーシアの政府系投資会社、1マレーシア・デベロップメント(1MDB)を舞台とした汚職事件で起訴されたゴールドマン・サックス・グループの元バンカー、ロジャー・ウン被告の米国での裁判が7日の陪審選任手続きで始まる。審理は5週間以上続く見込みで、同被告は最長30年の禁錮刑を言い渡される可能性がある。 

  ウン被告が米国に送還されてから3年近くたつ。その間、1MDBを巡る資金不正流用問題でマレーシアのナジブ元首相は有罪となり、ゴールドマンは問題決着のため50億ドル(現在のレートで約5760億円)超の支払いに同意した。

  ゴールドマンの関係者で1MDB問題を巡って米国で裁判を受けるのはウン被告のみ。同被告は無罪を主張している。

Ex-Goldman Banker in Plea Talks Ahead of Money-Laundering Trial
ニューヨークの連邦裁判所を出るロジャー・ウン被告(2019年5月6日)
Source: Bloomberg

  ウン被告(49)は2000万ドルを支払い保釈中。移動は食品雑貨店への買い物や弁護士事務所の訪問などに制限されている。裁判は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のため開始が遅れていた。 

  同被告は、ゴールドマンのマレーシアの投資銀行部門元責任者。1MDBから横領された巨額の違法資金の洗浄を手助けしたとして起訴された。米海外腐敗行為防止法(FCPA)に違反した罪でも起訴されている。

  ウン被告はマレーシアで2018年の終わりに逮捕され、翌年、米国への送還に同意。米国での裁判で勝訴したとしても、マレーシアで別の裁判に直面することになる。

原題:After 1,000 Days, Goldman Banker to Stand Trial for 1MDB Scanda(抜粋)

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