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米ISM非製造業指数、1年ぶりの低い拡大ペース-オミクロンで

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米供給管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業総合景況指数は、約1年ぶりの低いペースで活動が拡大したことを示した。新型コロナウイルスの感染者数急増が活動水準を押し下げた。

キーポイント
  • ISM非製造業総合景況指数は59.9に低下
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値(59.5)にほぼ一致
    • 前月は62.3
    • 指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
Gauge of U.S. services drops to lowest level since February 2021 as activity cools
ISM非製造業総合景況指数(上)と細目の業況指数
Source: ISM

  1月の拡大ペース減速は、昨年12月の6.1ポイント低下(2020年4月以来の大幅低下)に続くもので、オミクロン変異株が引き続き旅行や外食などの対面型サービスでの消費を妨げたことを示唆している。

  ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は発表資料で、「能力の制約や需要けん引型のインフレ、物流面の課題や人材不足など、コロナ禍に絡むサプライチェーン問題が引き続き回答企業に影響を及ぼしている」と指摘。「オミクロン株はさらに、特にスタッフ不足を通じた事業の乱れにつながった」と説明した。

  1月は15の業種が活動拡大を報告。建設や小売り、ヘルスケアで拡大が目立った。

  1月の細目では、新規受注と業況の指数がそれぞれ11カ月ぶり低水準となった。

  総合景況指数はオミクロン株の影響で低下したものの、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる前の水準をなおも大きく上回っている。このことは、総じて安定的な雇用と所得増に支えられた消費者からの需要が依然強いことを物語っている。

  サプライチェーン問題が根強く、それがコロナ感染再拡大で悪化した可能性の高さも示された。入荷遅延の指数は65.7に小幅上昇し、資材の入荷がさらに遅れたことを示唆した。

  輸出受注の指数は15.6ポイント低下して45.9と、2020年5月以来の低水準。下げ幅はこれまでで最も大きく、オミクロン株の悪影響を浮き彫りにした。雇用の指数は7カ月ぶり低水準の52.3。

  仕入れ価格指数は82.3。前月(83.9)からは低下したがなおも高水準にあり、インフレ圧力の根強さを示唆した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Services Growth Cools to Almost One-Year Low on Omicron(抜粋)

(統計の詳細とグラフを追加します)
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