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米労働生産性、10-12月は1年半ぶり大幅上昇-市場予想も上回る

更新日時
  • 労働生産性指数は前期比年率6.6%上昇、市場予想3.9%上昇
  • 単位労働コストは0.3%上昇にとどまる、7-9月は9.3%上昇

米国の労働生産性は2021年10-12月(第4四半期)に過去1年余りで最も大きく上昇した。労働コストの伸びが鈍化する一方、生産活動が急加速したことを反映した。

キーポイント
  • 10-12月の非農業部門労働生産性指数(速報値)は前期比年率6.6%上昇
    • 20年4-6月(第2四半期)以来の大きな伸び
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は3.9%上昇
    • 前年同期比では2.0%上昇
  • 7-9月(第3四半期)は5.0%低下に修正
    • 1981年以来の大幅低下

  オックスフォード・エコノミクスのリディア・ブスール氏とキャスリーン・ボストジャンシク氏は10-12月について、「生産性上昇が報酬の伸びに対する緩衝材となった」とリポートで指摘。その上で「これは前向きな要素だが、労働コスト上昇は今年、企業の利ざやへの下押し圧力となるだろう」と予想した。

  10-12月は生産が前期比年率9.2%上昇。労働総投入量は同2.4%上昇した。

  早期退職や新型コロナウイルス感染懸念、育児を巡るさまざまな困難といった多くの要因を背景に、仕事をすることが可能な人の数が減少。事業者側はかつてないほどの人員不足に苦慮している。雇用主は労働者を確保するための賃上げに加え、さまざまなインセンティブを提供しており、21年の米雇用コスト指数は通年で20年ぶりの大きな伸びを記録した。

米雇用コスト、2021年は通年で20年ぶりの大きな伸び-賃上げ進む (1)

  10-12月の単位労働コストは前期比年率0.3%上昇にとどまった。7-9月は9.3%上昇していた。10-12月は前年同期比では3.1%上昇。

  賃金は急速に上昇しているが、インフレ高進のペースにはなお追い付いていない。実質平均時給は前期比年率1.2%低下。7-9月も2.6%低下していた。

  • 統計表

原題:Productivity in U.S. Increases by Most in More Than a Year(抜粋)、U.S. 4th-Quarter Productivity Rose 6.6%; Est. 3.9%(抜粋)

(統計の詳細やエコノミストの見方を追加して更新します)
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