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FRB副議長候補ラスキン氏、エネルギー産業を標的にしない考え示唆

  • 上院銀行委が3日開催する指名承認公聴会に先立ち証言テキスト公表
  • 銀行監督の役割に特定業種への融資回避を指示することは含まれず

米連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督担当副議長候補に指名されているデューク大学法学教授のサラ・ブルーム・ラスキン氏は、銀行監督トップが金融機関にどのセクターとビジネスを行うことができるかを指示すべきではないとの認識を示した。上院銀行委員会の指名承認公聴会を翌日に控えた2日に証言テキストを公表した。

  ラスキン氏の気候変動に関する過去の発言を巡り共和党は反対を表明しており、同氏の証言テキストはそうした批判に対処するものと見受けられる。就任には上院本会議の指名承認が必要。

Fed Board of Governors Meet On Volcker Rule
サラ・ブルーム・ラスキン氏
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  同氏は証言テキストで、銀行規制当局は「自然・気象激変関連事象」を含め全体的なリスクに注目できるよう、「短期的な政治的課題や特別な利益団体」に気を取られないようにする必要があると指摘。その上で、「特定業種に限定した融資の実行や、特定業種向け融資の回避を銀行に指示することは役割には含まれない」とし、銀行監督の役割はお気に入りの産業を選ぶことではないとの考えを示した。

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  米財務副長官やFRB理事を務めた経歴を持つラスキン氏は3日に指名承認公聴会に臨む。気候変動や仮想通貨、銀行合併を巡る見解について議員から質問を受けると見込まれるほか、銀行監督トップとして大手米銀にどう対応する方針かも追及される可能性が高い。

  上院銀行委の共和党筆頭理事を務めるトゥーミー議員は、「ラスキン氏はFRBに対し、銀行に圧力をかけて従来型のエネルギー企業向けの与信を阻止し、これらの企業をFRBの緊急融資制度から排除するよう明確に求めた経緯がある」と指摘し、業界への介入を通じFRBの権限を乱用する恐れがあると懸念を示している。

原題:

Raskin Signals She Won’t Target Energy Industry in Fed Role(抜粋)

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