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ソフトバンク社長、社員に成功報酬や株式での支払いも-賃上げ前向き

更新日時
  • 「他では味わえないような成功報酬を」ー決算会見で社長が発言
  • ペイペイ上場は「正直狙っている」、その前に「もうひと暴れ」

国内通信大手ソフトバンクの宮川潤一社長は3日の決算会見で、社員の賃上げについて、今後新規事業を立ち上げた従業員らに対し成功報酬の付与や株式による給与の支払いを検討していることを明らかにした。

  宮川社長は、ペイペイのような新規事業を急成長させた社員に「他では味わえないだろう」という大規模なインセンティブを与えたり、一般社員を自社の株主にすることに「トライしていきたい」と発言。さまざまな手法を活用し、「賃上げを前向きにやっていきたい」と述べた。

SoftBank Corp. CEO Junichi Miyakawa Presents Earnings Figures
決算会見に臨む宮川社長(3日・都内)
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  また、ペイペイ事業について宮川社長は、1月時点の登録ユーザー数が4500万件を超え、決算回数や加盟店数も増える中、2021年10-12月期(第3四半期)の売上高は前年同期比2.7倍の207億円となったことを明らかにした。

  宮川社長は、株式の「上場は正直狙っている」と話した一方、現在は投資拡大によるマーケットシェア獲得に専念する局面と判断しており、「もうひと暴れしたい」と語った。黒字化の時期については明らかにしなかった。

  ソフトバンクが同日発表した第3四半期の営業利益は前年同期比0.6%減の2504億円だった。アナリスト予想の平均(2443億円)は上回ったものの、スマートフォン料金の値下げが影響し、2四半期連続の減益。

  決算短信によれば、スマホを含むコンシューマ事業のセグメント利益は前年同期比8.7%減。一方、デジタル化に伴うソリューション需要が増加している法人事業のセグメント利益は9.2%増となり、LINE子会社化を反映したヤフー・LINE事業は39%増と大きく伸びた。

     宮川社長は、据え置いた通期(22年3月期)業績計画について、売上高は少し上振れする見込みとした上で、スマホなど個人向け業務の減収は来年を底に復活し、回復に向けた「戦略はある」と述べた。

ソフトバンク、スマホ苦戦し10-12月期は2期連続減益-法人堅調

10-12月期業績
  • 売上高:1兆4496億円(前年同期比5.1%増)、市場予想1兆4558億円
  • 営業利益:2504億円(同0.6%減)、市場予想2443億円
  • 純利益:1136億円(同4.3%減)、市場予想1305億円

 

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