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男性狙いのファンド業界、女性からの巨額投資を逃している-調査

  • ファンド業界は「圧倒的に男性をターゲットにしている」
  • 女性はサステナブル投資を行う可能性が高い-BNYメロンの調査

女性が男性と同じペースで投資していれば、世界のファンド運用業界には昨年、3兆ドル(約344兆円)余りの資金が追加流入した可能性があると、米投資運用会社の調査が示した。

  BNYメロン・インベストメント・マネジメントが委託した調査によれば、ファンド業界は「圧倒的に男性をターゲットにしている」ほか、女性は投資を「本質的に高リスク」と見なす公算が大きく、年5万ドル以上を稼ぐ場合にのみ、資金を投資に振り向ける傾向があることが判明した。

  結果として、女性は男性よりも蓄えが少なく、その結果、ジェンダーに基づく富の不平等が続いているという。また、女性はサステナブル資産への投資を行う可能性が高めで、昨年だけで1兆9000億ドル近くがこうした投資に向かっていたはずだったとの分析も示された。

  BNYメロン・インベストメントのハネケ・スミッツ最高経営責任者(CEO)は資料で、「調査を踏まえれば、女性の投資参加を増やすことが女性の個人的な豊かさと全ての人にとってより公平な未来をつくる上で極めて重要であることが明らかだ」と指摘し、「社会と環境に貢献する資本の配分を増やことにつながる可能性もある」ともコメントした。

  調査はコールマン・パークス・リサーチが実施し、欧州とアジア、米国の16市場で8000人から得た回答を基にしている。総額60兆ドルを運用している世界の資産運用者100人へのインタビューも行われた。

  同CEOは調査結果を活用して現状を変えるほか、「女性にとって魅力的なキャリアの選択肢として投資運用業界を発展させる」ことも望んでいると説明した。

原題:Fund Managers Miss Out on Over $3 Trillion by Overlooking Women(抜粋)

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