米求人件数、12月は予想外の増加-自発的離職者は小幅に減少
Chris Middleton
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A "We're Hiring! sign outside a Murphy USA gas station in La Grange, Kentucky, U.S.
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg米国の求人件数は2021年12月に予想外に増加。自発的離職者は小幅に減少した。新型コロナウイルスの感染急拡大にもかかわらず、労働市場では需要が堅調を維持したことが、米労働省雇用動態調査(JOLTS)で示唆された。
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12月下旬には新型コロナのオミクロン変異株が猛威を振るい、一時的に事業を閉鎖する企業もあったが、求人件数は高い水準を維持した。1月に求人が減少した可能性もあるが、向こう数カ月かけて消費需要は強まるとみられ、雇用主は人員増強を図り、感染拡大の影響は短期にとどまるとエコノミストは予想している。

米求人件数(季節調整後)
出所:労働統計局
求人件数は宿泊・食品サービス、情報業界、州・地方政府、教育で増加。金融・保険、卸売りでは減少した。
雇用された労働者は630万人に減少。専門職とビジネスサービスで大きく減った。採用率は4.2%に小幅低下。4カ月ぶりの下げとなった。レイオフと解雇は120万人とほぼ変わらず。
JOLTS12月分の詳細は、統計表をご覧ください。
原題:U.S. Job Openings Rose Unexpectedly in December, Quits Ease(抜粋)
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