エクソンモービル、10-12月利益は2014年以来の最大-燃料価格上昇で
Kevin Crowley-
アジアや欧州での供給不足を背景に、天然ガスや原油価格が高騰
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債務の縮小進める、キャッシュフローは拡大

An Exxon Mobil gas station in San Francisco, California, U.S., on Thursday, Jan. 27, 2022.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg米石油大手エクソンモービルは新たな油井などプロジェクトへの支出を最大45%拡大する。エネルギー価格の広範な上昇を背景に、2021年10-12月(第4四半期)決算は利益がほぼ8年ぶりの高水準となった。
1日の発表によると、一時項目を調整したベースの純利益は1株当たり2.05ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均を12セント上回った。エクソンは10-12月に90億ドル(約1兆300億円)の債務を返済し、負債残高は新型コロナウイルス禍前の水準に減少した。
キャッシュフローを示す指標の一つは同四半期に180億ドル近くと、前年同期の3倍余りに拡大した。原油やガス価格が急上昇したことが背景にある。
天然ガスの売り上げが10-12月業績を押し上げる主因となった。欧州全域やアジアの一部地域が燃料不足に見舞われる中、エクソンなどのエネルギー供給会社は大幅なリターンを計上。原油価格の上昇もエクソンへの追い風となった。

石油大手各社の株式時価総額
出所:ブルームバーグ
原題:
Exxon Reaps Biggest Profit Since 2014 as Energy Prices Rally (2)(抜粋)
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