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ブラックストーン、アジアPEファンド2号で1兆2700億円調達

更新日時
  • 1号ファンドの3倍に近い額、相場急落で魅力的な機会到来
  • ブラックストーンは18年以来、アジアの案件に200億ドル投資
Signage outside the Blackstone headquarters in New York, U.S.

Signage outside the Blackstone headquarters in New York, U.S.

Photographer: Angus Mordant/Bloomberg

世界最大のオルタナティブ資産運用会社、米ブラックストーンは、アジア企業に投資する2号目のプライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンドを立ち上げ、総額110億ドル(約1兆2700億円)を集めた。2018年の1号ファンドの3倍に近い調達額だ。

  ブラックストーンは64億ドルを調達。さらに46億ドルを同社の複数のグローバルファンドから受け取る。アジアのPE担当責任者アミット・ディクシット氏がインタビューで明らかにした。18年以来、同社はアジアで200億ドルに相当する案件に投資。そのうち半分は昨年実施した。

  ブラックストーンはインフレや地政学的リスクの高まりにもかかわらず、アジアへの投資を強化している。世界市場は利上げ懸念を背景に今年に入ってから大きく下げているが、現金が豊富な投資家にとっては好機となっており、今年は「極めて魅力的な機会が訪れるだろう」とディクシット氏は語った。

Blackstone Headquarters Ahead Of Earnings Figures
ニューヨークのブラックストーン本社
Photographer: Angus Mordant/Bloomberg

  同氏によると、1号ファンドに参加した投資家のほぼ100%が今回の資金調達にも加わった。着実なリターンと地理的な多様化、ESG(環境・社会・企業統治)を一層重視する姿勢が引き付けている。

  アジアPEファンド1号は「インドの比重がかなり高い」が、2号はアジア太平洋全域でさまざま投資を行う予定。現在はオーストラリアと日本、インドで3つの進んだ段階にある案件に取り組んでいるほか、中国の消費関連企業1社および韓国企業1社のデューデリジェンス(資産査定)を実施しているという。

  ディクシット氏は同社が従来型の自動車や教育、外部委託などの事業を、テクノロジーを駆使する企業に転換することに注力してきたと説明。こうした戦略で幾つかの成果を上げたとしたが、情報の部外秘を理由にリターンの数字は明らかにしなかった。

ブラックストーン、手元資金10-12月に急増-運用資産1兆ドルに接近

原題:Blackstone Tees Up $11 Billion in Fresh Capital for Asia Deals(抜粋)

 

(最終段落にインタビュー発言を追加します。更新前の記事で見出しの通貨を訂正済みです)
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