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イタリアのマッタレッラ大統領が再選、ドラギ首相留任で政治混乱回避

  • 行き詰まり打破のためドラギ首相と主要政党が現職支持で合意
  • ドラギ氏の首相留任で早期総選挙の可能性後退、投資家に安心感
Sergio Mattarella, Italy's president, left, and Mario Draghi, Italy's prime minister, arrive for a swearing-in ceremony at Quirinale Palace in Rome, Italy, on Saturday, Feb. 13, 2021.

Sergio Mattarella, Italy's president, left, and Mario Draghi, Italy's prime minister, arrive for a swearing-in ceremony at Quirinale Palace in Rome, Italy, on Saturday, Feb. 13, 2021.

Photographer: Roberto Monaldo/LaPresse

イタリアのマッタレッラ大統領が29日に再選された。ドラギ首相は留任することになり、投資家の間で安心感が広がりそうだ。

  次期大統領を決める議会投票は約1週間、数回行われたものの決着がつかず、政治的な行き詰まり状態を打開する最後の手段として現職のマッタレッラ氏(80)支持でドラギ首相と主要政党が合意。その結果、同氏の続投が決まった。同氏は下院の投票総数983票のうち759票を獲得した。

President Sergio Mattarella Holds Talks With Political Parties
マッタレッラ大統領
Source: LaPresse

  ドラギ氏は当初、次期大統領の最有力候補と目され、本人も大統領転身に意欲を示していた。ただ、欧州中央銀行(ECB)前総裁のドラギ氏が首相職を辞すれば政治的な混乱に戻ると懸念する連立政権の議員らが反対した。

  ドラギ氏(74)の首相留任で総選挙前倒しの可能性は低くなり、投資家に安堵(あんど)感を与えそうだ。ドラギ政権は2023年までに行われる次回選挙までに改革を推進する時間的余裕を得る。

Italy's Prime Minister Mario Draghi End Of Year Address
ドラギ首相
Source: Bloomberg

  引退の意向を表明していたマッタレッラ氏はローマで新たな住まいまで借りていたが、29日にドラギ氏に続投を要請され、行き詰まりを打破するために応じた。

原題:

Italy Re-Elects Its President; Draghi Stays On as Prime Minister(抜粋)

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