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英、NATO同盟国支援で大規模な派兵を検討-ジョンソン首相

  • ロシアは軍事行動の準備整えているもよう-ルドリアン仏外相
  • 独仏外相、2月7-8日にウクライナ首都訪問-緊張緩和目指す
Boris Johnson, U.K. prime minister, right, walks with Jens Stoltenberg, secretary general of the North Atlantic Treaty Organisation (NATO), inside number 10 Downing Street in London, U.K., on Wednesday, June 2, 2021. 

Boris Johnson, U.K. prime minister, right, walks with Jens Stoltenberg, secretary general of the North Atlantic Treaty Organisation (NATO), inside number 10 Downing Street in London, U.K., on Wednesday, June 2, 2021. 

Photographer: Facundo Arrizabalaga/EPA

フランスのルドリアン外相は、ロシアのプーチン大統領がウクライナに対する軍事行動を「決定」したかどうかは「分からない」と述べた上で、そうしたシナリオの準備をロシアは整えていると指摘した。

  ルドリアン氏は仏紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(JDD)とのインタビューで、どのような対ロシア制裁があり得るかについては、けん制の効果が損なわれることを理由にコメントを避けた。プーチン氏に対するメッセージは「これ以上一歩も進むな」だとした。

Daily Life And Economy in Ukraine Capital
ウクライナ首都キエフの最高会議ビルの外で警備する警察官(1月28日)
Photographer: Christopher Occhicone/Bloomberg

  英国はロシアによるウクライナ侵攻を阻止するため、エストニアへの派遣部隊の増強や武器供与拡大など、北大西洋条約機構(NATO)への「可能な限り最大規模のオファー」を検討している。

  ジョンソン首相は29日遅くの声明で、「来週の欧州への幅広い配備」に備えるよう軍に指示したことを明らかにした。同首相はプーチン大統領と近く電話会談する予定。

  声明では「このパッケージはクレムリンに明確なメッセージを送るものだ。不安定化につながる活動をわれわれは容認せず、ロシアの敵対行為に対しては常にNATO同盟国と共に立ち向かう」とした。動員する部隊には高速の軍機や戦艦、軍事専門家が含まれる見込みだとした。

  バイデン米大統領も28日、東欧に米軍を「近く」派遣すると表明した。

バイデン大統領、東欧に米軍を「近く」派遣-英ロ首脳会談との報道も

  ロシアは来月予定している海軍演習の場所をアイルランドの排他的経済水域(EEZ)の外に変更する。ロシアのフィラトフ駐アイルランド大使が明らかにした。アイルランド政府および現地の漁業関係者への善意のしるしだとした。

  ロシア海軍はアイルランド南西沖で2月3日から8日まで演習を実施する予定だったが、アイルランドのコーブニー外相がロシアに再考を求め、漁業関係者が懸念を示していた。

  コーブニー氏は今回のロシアの対応を歓迎するとツイートした。

  ドイツのベーアボック外相は、ロシアとウクライナ、ドイツ、フランスによる「ノルマンディー方式」と呼ばれる4カ国協議を通じ、緊張緩和に向けた努力を続けると述べた。同氏とルドリアン仏外相は2月7-8日にウクライナ首都キエフを訪れる予定。

  ベーアボック氏は訪問について、「ウクライナの不可侵および同国民との連帯へのわれわれのコミットメント」を示すものだとツイートした。

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原題:

Russia Shifts Naval Exercises Set Near Ireland: Ukraine Update(抜粋)

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