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ECBは来年序盤にまずQE終了、利上げ開始はその半年後-調査

  • 債券購入は2023年3月に終了、9月に初回利上げとエコノミスト予想
  • インフレ率は2023年以降2%を下回る可能性高いと過半数が予測
Flags of the European Union (EU) outside the headquarters of the European Central Bank (ECB) 

Flags of the European Union (EU) outside the headquarters of the European Central Bank (ECB) 

Photographer: Andreas Arnold/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)の利上げはまだ1年半以上先になる。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストらが予測した。

  ECBは債券購入を2023年3月に終了させ、それにより同年9月の初回利上げに道が開かれるとエコノミストらは見込む。昨年12月に利上げを開始したイングランド銀行(英中銀)からは、ほぼ2年遅れとなる。

  調査回答者の大半は、現在5%のユーロ圏インフレ率が来年にはECB目標の2%を下回ると予想した。今週の政策委員会の焦点はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の3月終了の確認と、賃金と物価の上昇スパイラル阻止の決意表明だろうとの見方も示した。  

  デカバンクのエコノミスト、クリスティアン・テートマン氏は「ECBはインフレ圧力がより持続的であることが分かれば政策を変更する準備と、尚早な引き締めを避ける慎重さとの間での合理的なバランスを目指すだろう」と述べた。

Bond Buying

ECB seen slowing net purchases this year before halting them next March

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 21-26

  イングランド銀は今週、2会合連続の利上げに動く可能性があり、米連邦準備制度は3月の利上げ後に急速な引き締めに向かうとみられる。短期金融市場はECBも早ければ今年にも利上げに踏み切ると予想を前倒しさせたが、ラガルド総裁らECB当局者は米英とは「状況が大きく異なる」として、こうした観測を打ち消している。

  ドイツ銀行は今年12月のECB利上げを予想するが、この見方は少数派。調査に答えたエコノミストらは中銀預金金利(現在はマイナス0.5%)の10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げを23年9月と想定している。

 

Interest-Rate Hikes

Economists see lift-off approaching in September 2023

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 21-26

  バンコクのクルンタイ銀行のストラテジスト、プーン・パニチピボール氏は「市場参加者は、インフレと連邦準備制度の引き締めサイクルからの圧力がECBに年内の利上げ決定を迫ると考えるかもしれないが、ECBはこれら2つの要素よりも、成長と労働市場に注目するだろう」と語った。

  昨年12月に発表されたECB予測では、22年のインフレ率は3.2%、23年と24年は1.8%とされた。調査回答者の半数以上が、これらの予想が「可能性が高い」または「非常に可能性が高い」との見解を示した。「ありそうもない」または「非常にありそうもない」シナリオだとの回答は3分の1強にとどまった。

Risk Dashboard

Inflation takes over as prime concern as supply squeeze starts to ease

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 21-26

Note: Chart shows index with 1=no risk and 5=significant risk. No data available for months without ECB meeting

 

 

原題:

ECB Path to Rate Hike Seen Starting With QE End Early Next Year(抜粋)

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