コンテンツにスキップする

フィデリティも警鐘、アリババなど中国株巡り-VIEの落とし穴警戒

  • インベスコやチャールズ・シュワブなどが先に警告
  • SEC委員長は昨年、中国VIEへの投資で注意喚起を行った
The retail sign and corporate logo of Fidelity Investments

The retail sign and corporate logo of Fidelity Investments

Photographer: Bob Berg/Moment Mobile ED

フィデリティ・インベストメンツアリババグループJDドットコム(京東)といった中国大手企業の一部に絡み損失が生じる可能性について警鐘を鳴らした。これまでに資産運用を手掛ける少なくとも10社が同様の警告を発している。

  ボストンに本社を置くフィデリティは今月、「ストラテジック・アドバイザーズ・フィデリティ・エマージング・マーケッツ・ファンド」と上場投資信託(ETF)4本の目論見書を更新し、変動持ち分事業体(VIE)構造企業のリスクファクターを指摘した。

  米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長が昨年7月に中国のVIEへの投資に関する潜在的な落とし穴に言及して以後、JPモルガン・インターナショナル・エクイティー・ファンズやインベスコ、チャールズ・シュワブなどが同内容の注意喚起を行っている。

Alibaba Headquarters As Jack Ma Emerges for First Time Since Crackdown
アリババ本社付近(中国杭州市)
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  問題は中国政府がいずれVIEの活用を無効とするかどうかだ。テクノロジー企業の外資規制を回避するため、過去20年間にVIE構造を採用した中国本土企業は数百社以上に上る。

  中国証券監督管理委員会(証監会)は先月、今後の国外での株式発行に関する工程表を盛り込んだ規定を公表したが、すでに米国に上場しているアリババやJDドットコムといった企業については不確実性が残っている。

関連記事:

原題:Fidelity Joins Invesco, Schwab in Adding China Warnings to Funds(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE