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【債券週間展望】長期金利低下か、値ごろ感から投資家の買いに期待感

Japan's Finance Ministry building

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Photographer: Tomohiro Ohsumi

2月第1週(1月31日-2月4日)の債券市場では値ごろ感から投資家の買いが入ると期待されており、長期金利には低下圧力が加わると予想されている。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派化や米長期金利上昇への懸念から、相場の上値(利回りの低下)は限定的となる見込み。

市場参加者の見方

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • FRBの利上げ加速への懸念はあるが、米長期金利はそれを織り込んだ上で1.9%に届いておらず、国内債にも押し目買いが入ると期待
  • 一部で日銀が長短金利操作(YCC)の長めの金利ターゲットを10年から5年に短期化するとの思惑が出ているが、黒田東彦総裁は1月会合後の会見で早期の出口政策を否定しており、そうした思惑による売りは続かない公算が大きい
  • 10年債、30年債の入札は水準的に魅力があり無難に消化される見込み
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.13%~0.17%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日銀の金融緩和姿勢に変化はないが、日本でも緩やかな景気回復や物価上昇が予想されており、将来的な日銀の政策変更への警戒感も残っている
  • 長期、超長期債利回りの大幅な低下は見込みづらいが、投資家の押し目買い姿勢にも変化はなく、10年債と30年債入札も無難に消化されよう
  • 3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が大きくなることが警戒されており、米長期金利上昇への懸念から相場の上値は引き続き重いだろう
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.13%~0.18%

国債入札予定

 対象発行予定額
1日10年債2兆6000億円程度
3日30年債9000円程度

日銀買い入れ予定

  • 1月28日午後5時に公表

主な材料

  • 1月31日:中国、春節で休場入り(2月7日に取引再開)
  • 2月2日:「OPECプラス」閣僚級会合(オンライン)
  • 2月3日:ECB政策金利発表、ラガルド総裁記者会見
  • 2月3日:英中銀政策金利と金融政策報告発表、ベイリー総裁記者会見
  • 2月4日:GPIFが21年度第3四半期の運用状況を公表
  • 2月4日:米雇用統計 (1月)
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