アップル株、2020年以来の大幅高-予想上回る10~12月決算受け
Mark Gurman
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株価は7%高の170.33ドルと、20年7月31日以来の大幅上昇
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10-12月売上高と利益は予想上回る、1-3月に2桁の増収率見込む

A display of iPhone 13 smartphones in the Apple Inc. store on Regent Street in London.
Photographer: Bloomberg/Bloomberg28日の米株式市場でアップル株は2020年以来の大幅高。21年10-12月(第1四半期)決算がアナリスト予想を上回り、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)や半導体不足で悪化したサプライチェーン(供給網)危機を乗り切ることができたことを浮き彫りにした。
株価は7%高の170.33ドルと、20年7月31日以来の大幅上昇となった。
アップルの昨年10ー12月売上高は過去最高-日本は例外的に不振
発表資料によれば、10ー12月期の売上高は11%増の1239億ドル(約14兆3000億円)。アナリスト予想平均は1191億ドルだった。1株利益も予想を上回り、同社は1-3月(第2四半期)の増収率が2桁になるとの見通しを示した。
モルガン・スタンレーのケイティー・ハバティ氏は顧客向けリポートで今回の決算発表について「アップルのエコシステムの強さと粘着性を浮き彫りにしている」と分析。アップルが22年の同氏のトップピックだとあらためて指摘した。
アップル株は決算発表前、幅広い相場低迷を背景に年初来で10%値下がりしていた。21年は34%上昇していた。

アップルの昨年10ー12月売上高は過去最高
出典:ブルームバーグ
原題:
Apple Gains the Most Since 2020 After Trouncing Estimates (1)(抜粋)
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