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米GDP10-12月速報値、6.9%増に加速-在庫積み増し再開が寄与

更新日時
  • GDPの伸びはエコノミスト予想の5.5%増を上回る
  • 通年では前年比5.7%増-1984年以来の高い伸び
A shopper carries bags inside the Westfield San Francisco Centre shopping mall on Wednesday, Dec. 22, 2021.

A shopper carries bags inside the Westfield San Francisco Centre shopping mall on Wednesday, Dec. 22, 2021.

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

昨年10-12月(第4四半期)の米経済成長は市場の予想以上に加速した。在庫の積み増し再開が寄与した。通年では1984年以来の高成長となった。

キーポイント
  • 10-12月の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率6.9%増
    • 四半期の成長率としてはここ1年余りで最大
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は5.5%増
    • 7-9月(第3四半期)は2.3%増
U.S. economy expanded at a faster pace than forecast in fourth quarter
GDPの変化率推移(水色の棒グラフ)、個人消費の変化率推移(白の折れ線グラフ)
出典:経済分析局、ブルームバーグ調査

  在庫のGDP寄与度は4.9ポイント。在庫は今年も引き続き経済成長の追い風になると見込まれている。長引く供給不足から企業は昨年、堅調な需要に在庫で対応してきた。企業は在庫の積み増しを再開し始めており、生産の押し上げにつながる見通しだ。

Inventories accounted for huge share of GDP acceleration amid mediocre demand
在庫のGDP寄与度推移(水色の棒グラフ)、最終需要の変化推移(白の折れ線グラフ)
出典:経済分析局

  GDPで最も大きな部分を占める個人消費は3.3%増と、伸び率は市場予想(3.4%)とほぼ一致。前四半期の2%増から伸びが加速した。  

  米金融当局が注目するエネルギーと食品を除いたコアの個人消費支出(PCE)価格指数は年率4.9%上昇した。

  GDPから純輸出と在庫を除いた最終需要は1.9%増と、伸びは第3四半期(1.3%)を若干上回った。

  インフレ調整後の設備投資は相対的に抑制された状態が続いた。非住宅の設備投資は2%増。知的財産が高い伸びを示した一方、構築物はマイナスだった。住宅投資と政府支出は減少した。

  純輸出の寄与度はゼロ。12月に財の輸入が過去最大となった一方、サービス輸出も大きく増えた。米国外からの渡航者増加を反映している。

  消費では引き続き自動車の供給不足が重しとなった。自動車の寄与度は第3四半期に続きマイナス。需要が堅調な中で半導体不足が続き、価格を押し上げている。

  2021年通年のGDPはインフレ調整後で前年比5.7%増。これは1984年以来の高い伸び。個人消費は7.9%増で、伸び率は1946年以来の大きさとなった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Economic Growth Quickened Last Quarter With Inventory Boost(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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