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中国、貴州省LGFVに債務繰り延べ交渉容認-地方財政巡り懸念拡大

  • キャッシュフロー維持のため借り入れ再編が許される-国務院
  • 高リスクの債務削減という取り組みが後退せざるを得ないとの観測
A worker handles red lanterns in Danzhai, China’s Guizhou province, in September 2021. 

Source: AFP/Getty Images

A worker handles red lanterns in Danzhai, China’s Guizhou province, in September 2021. 

Source: AFP/Getty Images

中国国務院は貴州省政府の資金調達事業体(LGFV)に債務繰り延べについて銀行側と交渉することを認める方針を示した。地方政府が債務返済に苦しんでいる可能性があるとの懸念が広がっている。

  国務院は貴州省の開発支援に関する26日の声明で、「資金調達のプラットフォーム企業は金融機関と交渉し、特定の要件を満たす既存の隠れ債務の満期を適切に延長するか、キャッシュフロー維持のため借り入れを再編することが許される」ことを明らかにした。

  声明によれば、こうした取引の成立は地方政府が債務リスクを解消する責任を負い、簿外債務を増やさないことが条件となる。債務リスクを確実に抑制しながら、政府プロジェクトの建設を支援するため貴州省に新たな地方債務枠が「節度ある形で」割り当てられると説明した。LGFVは「融資平台」とも呼ばれ、地方政府がインフラ整備資金などを簿外で調達する際に用いられる。

  中国南西部の山岳地域にある貴州省は貧しく、同省のLGFVは以前から高めの借り入れコストを強いられている。国務院の声明は、地方政府にはLGFVの存続に向け他の選択肢がなく、高リスクの債務を減らすという中央政府の取り組みが後退せざるを得ないのではとの観測を招いている。

原題:China Allows LGFVs in Poor Province to Negotiate Debt Extensions(抜粋)

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