NZの10~12月CPI、前年同期比5.9%上昇-1990年以来の高い伸び
Tracy Withers-
予想上回る上昇率で、NZ中銀が利上げを継続するとの見方強まる
-
2月23日の会合での政策金利0.25ポイント引き上げを織り込み済み
ニュージーランド(NZ)の昨年10-12月(第4四半期)の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で約31年ぶりの高い伸びとなり、同国中央銀行が利上げを継続するとの見方が強まった。
NZ統計局が27日発表した10-12月CPI上昇率は前年同期比5.9%と、7-9月(第3四半期)の4.9%から加速。エコノミスト予想は5.7%上昇だった。前年同期比上昇率は1990年4-6月(第2四半期)の7.6%以来最大。10-12月は前期比上昇率も1.4%と、市場予想中央値の1.3%を上回った。

CPI統計発表後、NZドルはほぼ変わらず。ウェリントン時間午前11時(日本時間同7時)時点で1NZドル=0.6653米ドル。10年物国債利回りは発表直前の2.7%から2.67%に低下した。
投資家は、NZ準備銀行(中央銀行)が2月23日の会合で政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を0.25ポイント引き上げ1%にするとの見方を織り込み済み。
原題:New Zealand Inflation Accelerates to Fastest Pace Since 1990 (1)(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE