米政府、戦略石油備蓄から7社への貸与発表-過去2番目の規模
Ari Natter、Sheela Tobben-
SPRから7社に1340万バレルが貸し出されると米エネルギー省
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バイデン大統領が昨年11月に発表した5000万バレル放出計画の一部

A contractor works on a crude oil pipeline infrastructure at the U.S. Department of Energy's Bryan Mound Strategic Petroleum Reserve in Freeport, Texas, U.S., on Thursday, June 9, 2016.
Photographer: Luke Sharrett米エネルギー省は戦略石油備蓄(SPR)から7社に1340万バレルの石油が貸し出されると発表した。2014年以来の高値に高騰している原油相場抑制に向けたバイデン政権の新たな取り組みの一環。
同省によると、今回の決定は従来発表されていた措置に含まれるもので、SPRからの石油貸与としては過去2番目の規模。これでSPR放出は計4000万バレル近くとなる。
バイデン大統領は昨年11月、原油高への対応で日本やインド、韓国、中国と協調する異例の措置として5000万バレルをSPRから放出すると発表しており、今回の決定はその一部となる。

足元の米原油価格は、バイデン政権がSPR放出計画に言及し始めた10月よりも高い。需要回復が供給を上回るペースで続く中、指標のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は今年に入ってからだけで13%余り上昇している。
原題:
U.S. Announces Second-Largest Ever Loan of Oil From Reserve (1)(抜粋)
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