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米軍部隊8500人がNATO支援準備、ウクライナ緊迫で-国防総省

更新日時
  • NATOの即応部隊が出動するケースに備える時間を米軍部隊に確保
  • 外交の時間と余地はあるが、ロシアの兵力増強は続いていると報道官
PISKY, UKRAINE - JANUARY 18: Mykola (L) and Viktor, Ukrainian soldiers with the 56th Brigade, in a trench on the front line on January 18, 2022 in Pisky, Ukraine. 

PISKY, UKRAINE - JANUARY 18: Mykola (L) and Viktor, Ukrainian soldiers with the 56th Brigade, in a trench on the front line on January 18, 2022 in Pisky, Ukraine. 

Photographer: Brendan Hoffman/Getty Images Europe

米国防総省のカービー報道官は24日、ウクライナ国境周辺へのロシア軍の兵力集結を受け、必要なら東欧で北大西洋条約機構(NATO)部隊を支援するため、最大8500人の米軍部隊の準備態勢を強化したと明らかにした。

  報道官は記者会見で、「ロシアに現時点で緊張を緩める意図がないのは明らかだ」とした上で、NATOが同盟諸国の東側に沿って即応部隊を出動させるケースに備える時間を米軍部隊に与えることは「賢明だ」と語った。

  また、同部隊がまだ配備されていないと重ねて述べ、ウクライナへの展開はないと説明。外交の「時間と余地はある」としながらも、ロシアがウクライナ国境周辺の10万人余りに加え、ベラルーシでも引き続き兵力を増強していると指摘した。

  今回の動きは、週末に国家安全保障担当補佐官らと協議したバイデン大統領がロシアのプーチン大統領に対し、一段と強力な軍事的なメッセージを送りたいと考えていることを示唆する。ただ、米政権はロシアが侵攻した場合はウクライナへの派兵ではなく、厳しい経済制裁で対応すると繰り返し表明。ロシア側は侵攻の意図を否定している。

  米国務省のプライス報道官は同日の記者会見で、準備態勢のアラートの趣旨は「防衛と抑止」であり、こうした動きにロシアは不満を表明するかもしれないが、現在の危機を引き起こしたのは「彼らの攻撃的姿勢」だと主張した。

  国務省は23日、ウクライナの首都キエフに駐在する米大使館員の家族に対し、同国から退避するよう命じたと発表した。「ロシアの軍事活動の脅威継続」を理由に挙げた。

米、ウクライナ駐在の大使館員家族に退避命令-ロシア軍事脅威で

原題:

Pentagon Puts 8,500 Troops on Alert to Bolster NATO Near Ukraine

Pentagon Says 8,500 Troops Ready to Aid NATO(抜粋)

(米国防総省と国務省報道官会見の詳細を追加して更新します)
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