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ECBマクルーフ氏、インフレは今年中に鈍化へ-年内利上げ見込まず

  • ユーロ圏のインフレ率は年末まで2%超にとどまる可能性高い
  • 物価上昇の副作用がないかを警戒することが「大きな課題」

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、マクルーフ・アイルランド中銀総裁はユーロ圏のインフレ率について、2022年は2%を超える水準にとどまる可能性が高いが、サプライチェーンの目詰まりやエネルギー高の後退で年内に鈍化するとの見解を示した。

  マクルーフ氏はアイルランドのラジオ局KCLRとの22日放送のインタビューで、「インフレ率は今年中に低下するとわれわれはみている」とし、「ユーロ圏では恐らく年内いっぱい2%超にとどまるが、このところの水準からは低下するだろう」と話した。

  また、政策当局者は「警戒が必要だ」が、年内のECB利上げを見込んでいないと語った。生産性の向上に見合わない賃上げなど物価上昇の副作用がないかを警戒することが「大きな課題」だと指摘。「こうした副作用のリスクが生じつつあると判断した場合は、それに対応するためECBとして間違いなく措置を講じることになる」と指摘した。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から経済が回復するにつれ、金融政策もこの2、3年に比べて引き締められる可能性があるが、そのペースは「不透明でまだ分からない」とした。

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原題:ECB’s Makhlouf Sees Inflation Slowing, No Rate Hike in 2022(抜粋)

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